4月9日(土)、2016年 SUPER GT第1戦の公式予選が岡山国際サーキットで行われ、Q2で自身の持つコースレコードを更新する速さを見せた平川亮とジェームス・ロシター組のKeePer TOM'S RC F 37号車が2年連続のポールポジションを獲得。また、大嶋和也とアンドレア・カルダレッリ組のWAKO'S 4CR RC F 6号車が2番手で続き、LEXUS RC Fが開幕戦の予選で最前列グリッド独占の速さを見せた。
9日(土)の岡山は薄い雲がかかっているものの日差しに恵まれ、気温も上昇。気温23度と春らしく暖かい気候となり、SUPER GTの開幕を待ちかねた多くのモータースポーツファンの見守る中で予選が実施された。午後3時10分、ノックアウト方式で戦われるGT500クラスの予選Q1(15分)が開始。序盤は動きのないまま、残り時間が9分を切ったあたりからコースイン。じっくりとタイヤを温め、残りが2分ほどになったところで各車本格アタックを開始。Q1突破となる上位8台がコンマ5秒内という、僅差のタイム争いとなる中、SUPER GT 2年目のヘイキ・コバライネンが駆るDENSO KOBELCO SARD RC F 39号車がトップから0.12秒差の3番手。これにZENT CERUMO RC F 38号車の石浦宏明、6号車のカルダレッリ、37号車のロシター、WedsSport ADVAN RC F 19号車の関口雄飛と続き、5台のLEXUS RC FがQ2進出を果たした。やや雲が多くなってきた午後3時55分、Q2(12分)が開始。セッション残り8分半あたりから国本雄資がドライブする19号車を先頭に次々にコースイン。続いてコースに向かった大嶋が、残り3分ほどでまずコースレコードを更新するタイムを叩き出し、暫定トップに。2014年にLEXUS RC Fのデビュー戦となった岡山ラウンドで最初のポールシッターとなった大嶋は、翌周もさらにタイムを縮めて行った。しかし、残り1分、昨年のポールシッターである平川がこれを上回る脅威のタイムをマーク。以降これを塗り替えるものは現れず、平川/ロシター組の37号車が2年連続となるポールポジションを獲得。今季よりSUPER GTではポールポジション獲得者に1ポイントが与えられることとなり、37号車の2名は貴重なポイントを獲得することとなった。平川亮 (KeePer TOM'S RC F 37号車)朝の公式練習専有走行でもトップタイムをマークするなど好調だったが、その後のミーティングで予選に向けてさらに良い方向性も見え、それらが全て予選で上手く機能した。ジェームス(ロシター)もQ1を走ったあと素晴らしい情報を与えてくれた。選んだタイヤも良く、全てが完璧で、僕はただ速く走っただけ。とても恵まれた予選だった。ジェームス・ロシター (KeePer TOM'S RC F 37号車)朝の公式練習走行からクルマのバランスも良く、ロングランなど色々試せた。予選へ向けては自信を持って臨んだ。私はQ1を担当したが、タイヤを温めるのが難しく、何とか最後にベストラップを刻むことが出来た。Q2では、平川は岡山のキングなのでやってくれると思っていたが、本当に信じられない走りを見せてくれた。
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