マレリは、慎重に検討を重ねた結果、2025年2月の契約満了を持って、ホシノレーシング(Team IMPUL)とのスポンサー契約を終了することを決定した。ホシノレーシングにも共有の通り、マレリは自社の技術を使用するチームや運営団体にスポンサー活動を集中していく。この決定は、純正部品市場においてより強靭で競争力のある企業となるために、成長と革新に向けて資源を配分するための幅広い取り組みの一環となる。
「ホシノレーシング(Team IMPUL)様との深く影響力のある関係を考えると、パートナーシップを終了するという決断は軽いものではありませんでした。というのも、ホシノレーシング(Team IMPUL)様と我々との長年に亘る関係は、単純なビジネスの関係を超えた、非常に深いものだったからです。それは、マレリと私たちの従業員にとって、インスピレーションと誇りの源でした。マレリはこれまでも幾度となく、ホシノレーシング(Team IMPUL)様の熱い決意と、最後まで諦めない忍耐力に感動を頂きました。公式のパートナーシップは終了しますが、私たちは、今後もホシノレーシング(Team IMPUL)様に寄り添い、引き続きその戦いを応援し、刺激を受け続けると確信しております。」(マレリ株式会社 代表取締役 藤井司)「マレリ様とのパートナーシップは1982年から始まり、日本ラヂヱーター様、カルソニック様、カルソニックカンセイ様、(現)マレリ様と、今年で43年目という長きに渡り継続いただき、人心両面で多大なるご支援を賜りました。心より御礼申し上げます。マレリ様とホシノレーシング(Team IMPUL)は、単にビジネスのパートナーシップという言葉で言い表すことのできない深い信頼と尊敬による絆で結ばれており、その気持ちは契約満了後も永遠に失うことはありません。共に歩んできた道をチームの誇りとして心に刻み、更に精進して参りたいと思います。素晴らしきパートナーシップに心から感謝いたしますと共に、益々のご発展をお祈りいたします。」(株式会社ホシノインパル  代表取締役社長 星野一樹)マレリについてマレリは自動車業界をリードするモビリティ・テクノロジー・サプライヤー。技術革新と卓越した製造において確固たる実績を持つ当社の使命は、お客様やパートナーとの協力を通じてモビリティの未来を変革し、より安全で環境に優しく、より良いコネクテッド・ワールドを創造する。全世界に約5万人の従業員を擁するマレリは、アジア、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカに170の施設と研究開発センターを有している。カルソニックについて2000年にカルロニックトカンセイの合併により「カルソニックカンセイ株式会社」設立。2019年、カルソニックカンセイの持ち株会社CKホールディングス、FCA よりマニエッティ・マレリの買収完了カルソニックカンセイとマニエッティ・マレリ、新ブランド「マレリ(MARELLI)」のもとで統合しグローバル化を加速(5月)。カルソニックカンセイはマレリ株式会社に社名を変更、マニエッティ・マレリはマレリ・ヨーロッパS.P.A.に社名を変更(10月)。ホシノレーシングについてホシノレーシングは星野一義が株式会社ホシノインパルを母体として、1983年に設立したレーシングチーム。星野一義は2002年にレーシングドライバーを引退、その後はチーム監督として数々のタイトルを獲得、スーパーフォーミュラならびにSuper GT500、両カテゴリーに参戦、シリーズを戦っている。2022年からは、星野一樹もチームに加入、Super GT500シリーズで、ドライバー・チームともにチャンピオンを獲得した。2023年からは、星野一義が総監督、星野一樹が監督としてTeam IMPULを率い、盤石の体制を敷いています。更には2023年から星野一樹をチーム代表・監督としてスーパー耐久シリーズにも参戦している。
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