2017 オートバックス SUPER GT第2戦「FUJI GT 500km RACE」の決勝レースが5月4日、静岡県駿東郡小山町の富士スピードウェイで行われた。SUPER GTシリーズのなかでも特に人気の高いこの1戦には、前日からの泊まり込みを含む約58,000人のファンが富士スピードウェイに集った。そして大勢の観衆が見守るなか、午後2時17分、グリーンシグナルの合図とともに500kmの決勝レースがスタート。
9番グリッドからスタートした#100 RAYBRIG NSX-GT(山本/伊沢)は、序盤に7番手にポジションを上げると、ライバル勢に食い下がる走りで着実に周回を重ね、最終的には6位入賞を果たした。さらに、10番手スタートの#17 KEIHIN NSX-GT(塚越/小暮)が8位、8番手からの#8 ARTA NSX-GT(野尻/小林)が9位でゴールし、3台のNSX-GTがポイントを獲得した。タイヤバーストに見舞われた#64 Epson Modulo NSX-GT(バゲット/松浦)、マシントラブルが発生した#16 MOTUL MUGEN NSX-GT(武藤/中嶋)も完走でレースを終えています。第3戦は、5月20日(土)、21日(日)に大分県のオートポリスで開催される。山本尚貴 (♯100 チーム・クニミツ)レースで戦う以上は6位という結果には決して満足できませんが、トラブルで序盤にレースを終えてしまった開幕戦のことを考えると、いま持てる力を発揮できたかなと考えています。頑張ってマシンを仕上げてくれた皆のおかげです。ライバルに対してはまだまだ差があるのは事実ですが、次戦のオートポリスはテストでもタイムが良かったので、十分に期待は持てると思います。コツコツやっていくことが一番の近道なので、辛抱強く頑張ります。伊沢拓也 (♯100 チーム・クニミツ)トップを走るライバルに追いつくことができなかったのは悔しいですが、できるかぎりの結果は出せたと思いますし、開幕戦で走れなかったことを考えると、想像以上に戦えたレースでした。それと同時に、やらなければならないことがまだまだあるなと再認識したのも確かで、NSX-GTにとって富士よりも相性の良いオートポリスでは、さらに良い戦いをしたいと思います。佐伯昌浩 (ホンダ GT プロジェクトリーダー)満足のいく結果ではありませんが、NSX-GTにとって得意とは言えない富士で6位に入賞し、3台のNSX-GTがポイントを獲得できたことは、次につながる結果だと思います。今日のデータとチームからのフィードバックを分析し、次戦のオートポリスではさらに上位を目指します。関連:【SUPER GT】 第2戦富士 結果:ZENT CERUMO LC500が優勝