トヨタドライバーの宮田莉朋が、来季のFIA世界耐久選手権に参戦するためにSUPER GTを離脱することになるようだ。24歳の宮田莉朋は2024年のWECで、LMGT3クラスに参戦するレクサスのファクトリーの一員としてフルシーズンを展開する予定だ。
宮田は、トヨタの主力チームであるTOM’Sチームからスーパーフォーミュラレースでのもう1シーズンを組み合わせる予定だが、これは2つのチャンピオンシップの間に日程の衝突がないことによって可能となる。しかし、2024年のカレンダーではWECと2度ぶつかっているため、宮田がSUPER GTにとどまる余地はない。つまり、宮田がTOM’Sのチームメイトである坪井翔とともにGT500初タイトルを狙う来月のもてぎが、当面のSUPER GT最後のレースとなる。これは宮田が今年初めにトヨタからWECチャレンジの公式ドライバーとして発表されたことに続くもので、これはおそらく最終的にトヨタのハイパーカーのロスターに加わる前兆となるだろう。宮田は先月、ダビデ・リゴンの代役として起用されたケッセル・レーシングのフェラーリ488GTEを駆り、富士でWECデビューを果たした。宮田のSUPER GT離脱により、2024年シーズンの#36 TOM’Sのラインナップには大きな穴が空く。坪井はチーム加入以来4人目のチームメイトを迎えることになる。現ルーキー・レーシングのトヨタドライバー、山下健太がその穴を埋める最有力候補であるとみられている。現在のチームメイトの大嶋和也とともに2019年のGT500タイトルを獲得した山下は、2014年から2016年にかけて日本のF3でチームのためにレースをしており、トムスにとっては見知らぬ人ではない。また、2020年シーズンの終わりにはニック・キャシディに代わって平川亮とともにトムス37号車でGT500に2度出場した。現段階ではルーキー・レーシングで大嶋と並んで誰が山下の代わりをするのかは不明だが、パドックの憶測によると、トヨタはルーキーに賭けるのではなく、ライバルメーカーのドライバーと契約することを検討しているようだ。しかし、2024年のGT500新人選手にとってトヨタのロスターにはまだ余地が残されている可能性があるが、立川祐路の引退が目前に迫り、セルモチームのシートが空く可能性がある。坂口晴南は石浦宏明とともにセルモのシートに有力視されているが、他のドライバー市場の動向次第ではRacing Project Bandoh に残る可能性もまだある。
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