グラハム・テーラー:SAF1チーム スポーティングディレクター2007年のコース上のオペレーションで最も重要なポイントは新たにワンメイクとなったブリヂストン・ポテンザタイヤを理解することだと思いますが、ウインターテストでの様子を教えてください。「2007年仕様のブリヂストン・ポテンザタイヤを理解し、性能を十分に引き出すという意味では非常に順調なスタートを切ることができたと思う。SUPERAGURIF1TEAMは参戦初年度にブリヂストンと強固な関係を築くことができたので、今はその恩恵を受けている。」
タイヤの性能を余すことなく引き出すためには、どのような調整が必要でしたか?「現代のF1カーではさまざまなセットアップの変更が武器になる。ウインターテストではその可能性のすべてを模索した。F1のタイヤメーカーが1社になったことで、どのチームも条件が同じになったので、SAF1チームはそれを利用したいと考えている。どのセッティングがいいか悪いかなど、わたしが詳細をお伝えすることはできないが、エンジニアリング部門のスタッフは今年のタイヤの性能を最大限に引き出す方法をよく理解していると思う。しかし、タイヤが事実上コントロールされることになるので、グリッドの前と後ろの差は2秒ぐらいに縮まるのではないかと予測している。」新しいレギュレーションでは金曜日にもサードカーを走らせることが許されているので、その日がテストの日と考えることができるようになったと思います。これによってチームのオペレーションに変化はありますか?「出来る限り前進する努力を続けるというチーム理念は変わらない。2006年は3台のマシンを走らせることができたが、新しいレギュレーションでは実際は2台に制限されている。我々のような小規模チームにとって金曜日の走行時間の延長は非常に助かるので、出来る限り役立てていきたいと思う。」SAF1チームのパフォーマンスに期待することは?「パフォーマンスレベルが自然に一歩前進することだ。SAF1チームが誕生してまだ15ヶ月だというのを忘れないで欲しいが、チームは野心的でもっとグリッド上位のチームと戦いたいと思っている。初めてのワールドチャンピオンシップポイントを達成することが目標だ。それが達成できたら、亜久里にとっても、彼の小さなチームにとっても画期的な出来事になる。」
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