ステークF1チーム・キック・ザウバーの2024年F1マシン『C44』の発表を報じるメディアは、その主語を何にするかですでに混乱が生じている。昨年、アルファロメオとのパートナーシップを終了したザウバーF1チームは、2024年のF1世界選手権にステーク(Stake)とキック(KICK.com)をタイトルスポンサーに迎えて『ステークF1チーム・キック・ザウバー』でエントリー。その時点でF1史上最悪の名前を酷評された。
ステークF1チーム・キック・ザウバーは、2月5日(月)にイギリスでローンチイベントを開催。ブラックと蛍光グリーンの新たなカラーリングを披露した。チームのソーシャルメディアはステークF1チーム(Stake F1 Team)をアカウント名に使用しているが、実際に主語に『ステークF1チーム』を使用しているメディアは少ない。F1公式サイトはタイトルに『キック・ザウバー』としながらも文中では「ザウバーが運営するチーム」と紹介し、racingnews365は『ステーク・ザウバー』のタイトル、そして、autosportやSky Spotysなどの多くのメディアは『ザウバー』の主語でC44を紹介している。今のところ、呼び名は統一されていない。ステークもキックも単なるスポンサーであり、ザウバーF1チームが雲梯していることから、多くのメディアが『ザウバー』と呼びたいのは確かだろう。呼び名を収束させるには、今後、プレシーズンテストやシーズンが始まって、各媒体がどのようにステークF1チーム・キック・ザウバーのニュースを紹介していくかを待つ必要がありそうだ。そして、この呼称問題は2月8日(木)に発表されるスクーデリア・アルファタウリ改めビザ・キャッシュアップRBでも発生するだろう。