スペイン紙La Vanguardiaは、バルセロナ・カタルーニャ・サーキットが、欧州ローテーション方式の新モデルの下で、2028年、2030年、2032年にF1を開催する暫定合意にフォーミュラ・ワン・マネジメントと到達したと報じた。開催はスパ・フランコルシャン・サーキットとの交互開催になる見通しだという。この合意は最終署名を待つ段階で、実現すればバルセロナの連続開催は36回で一度区切られる一方、通算開催は少なくとも42シーズンまで延びることになる。
交渉は進展も「未署名」カタルーニャ州の産業・労働相ミケル・サンペルは交渉が進んでいることを認めつつも、結論を急ぐべきではないと強調した。「交渉は順調に進んでいる」としながらも、「何も署名されておらず、守秘義務も適用されている」と述べている。開催料は約2,800万ユーロに上昇La Vanguardiaによれば、年間開催料は約2,800万ユーロに引き上げられる見込みで、リバティ・メディアの新たな商業モデルを反映した内容になるという。この枠組みは、すでに発表されているスパのローテーション契約と同様で、欧州カレンダー全体のローテーション拡大への道を開くものとされる。他紙も慎重姿勢を報道Mundo DeportivoおよびEFE通信も、現時点で正式契約は結ばれていないと報じた一方、関係筋は「クリスマス前、もしくは2026年初頭には良い知らせがある」と見込んでいると伝えた。Marcaは、交互開催案は検討中の複数案の一つに過ぎないとも付け加えている。マドリード新サーキットの検査は問題なし一方、建設中のマドリード市街地サーキットではFIAの視察が行われ、グラベル、バリア、高吸収型テックプロ(Tec-Pro)設置などが確認され、重大な指摘はなかったと報じられている。
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