2024年のF1世界選手権 第10戦 スペインGPの予選でトップ10入りしたドライバーのコメント。上位勢のタイムが拮抗している今週末のスペイングランプリで、ランド・ノリス(マクラーレン)がマックス・フェルスタッペン(レッドブル)を0.02秒上回って自身2度目となるポールポジションを獲得。3番手には競争力を上げてきているメルセデスのルイス・ハミルトンが続いた。
1番手:ランド・ノリス(マクラーレン)「とても、とても嬉しい。今週末はずっと上位にいたけど、完璧なラップが必要だった。そして、それを実現できたと思う。ここ2か月間、僕たちは速かったけど、完璧なラップができなかったことでポールポジションを逃したかもしれない。今日、最後の走行に向けていくつかの変更を行い、小さな改善点を見つけ、それがすべてうまくいった。僕たちはポールポジションを勝利に結びつける絶好の位置にいるけど、マックス、ルイス、そして彼らに続くすべてのドライバーを相手に戦うのは非常に厳しいだろう。でも、マイアミ以来、僕たちは好調を維持しているし、勝つためにここにいる。間違いなくそれが目標だ」2番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)「効果的な変更を施すことができたので、予選の走りはだいぶよくなった。マシンの力を最大限に引き出せたと思いますし、運転していて気持ちがよかった。 ハイスピード時の感触は良好で、高速コーナーはとても速かった。週末を通してうまく調整ができているし、よいレースウイークを過ごせている。フリー走行では僕たちが一番速いと感じなかったけど、予選はとてもいい感じだった。マクラーレンは週末を通して速さをみせていて、僕たちは少し後れを取っているようだ。 さらに競争力を高めるために、 明日の決勝に向けてパフォーマンスを最適化し、なにができるか検討しなくてはならない。明日は接戦のレースになるだろう。タイヤのデグラデーションが高いので、タイヤへのアプローチがカギとなりそうだ。いくつか分析するべきことがあるけど、予選はよかったので明日は優勝を目指して戦う」3番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス)「チームにとってまた励みになる結果だ。皆が懸命に働き、マシンにアップデートや改善を加え、今シーズンは少しずつ進歩してきた。より一貫性も出てきているし、これは僕たちにとって非常に大きな意味を持つ。これはチームのメンバー全員が余分の時間を費やしてくれたおかげだし、彼らに心から感謝したい。マシンは運転するのがより楽しくなってきている。今日は0.3秒差だったけど、実際にはもっと差がなかったと思う。最後のラップでマシンの性能をすべて引き出せなかった。明日は優勝を目指して戦うことに集中するつもりだ。ターン1までの長いストレートで、良いスタートポジションにつける。また、明日はデグラデーションも重要な要素となるだろうけど、その点でもプラクティスでのロングランは好調だったと思う。それが日曜日にうまく反映され、午後に良い走りができることを願っている」4番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)「今週末はマシンの調子がとても良かった。プラクティスを通じてペースも良かったので、予選に向けて自信を持っていた。2列目からのスタートはまずまずの結果だけど、ノリスとフェルスタッペンとの差は思ったよりも大きかった。僕とルイスはどちらも良いラップを刻んだけど、どちらも最大限の力を発揮したとは思っていない。このような難しいコースでタイヤを完璧にウィンドウ内に収めるのはとても難しい。先行するドライバーたちはそれをうまくやり遂げていると思うけど、今日は僕たちにはできなかったのかもしれない。このようなサーキットでは、マシンの究極のレースペースが常に勝利につながる。これまでのところ、週末を通して僕たちのレースペースは良かったと思う。表彰台、そして優勝を目指して戦いたい。最近、マシンに施した改良が明らかに役立っている。この勢いをさらに加速させていきたい」5番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)「ポールポジションから予想以上に離されてしまったので、少し残念だ。その一方で、僕とチームは昨日から今日にかけてマシンのセッティングを完全に変更し、再び正しいフィーリングを取り戻すのに成功した。でも、ペースが足りなかった。僕たちの目標は表彰台だ。天候が不安定な場合は、さらに上を目指すチャンスを逃さないつもりだ」6番手:カルロス・サインツJr.(フェラーリ)「簡単な予選ではなかった。正直、僕たちのラップは良かったと思うけど、今日は順位を上げるためにあと少し何かが足りなかった。でもし、明日はオープンレースになるだろう。スムーズなスタートを切って、良い戦略を立てれば、順位を挽回できるかもしれない。そうすれば、表彰台を狙えるだろう。それは僕たちを応援するためにここに来てくれたティフォシ(熱狂的なファン)たちへの最高の報酬になる。ベストを尽くすよ!」7番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)「今日は今シーズン初めて2台揃ってQ3に進出し、チームとしてはポジティブな結果を残すことができた。昨日、プラクティスで良い兆しが見えてはいたけど、他チームのパフォーマンスを完全に把握できていなかったため、やや慎重になっていた。7番手で終えたことで、競争力があることを確認できたし、トップ3から1.5秒差で終えた。今年は困難な時期もあったけど、そこから学び、今後も学び続けるつもりだ。そして、今日のようにパフォーマンスレベルが向上した理由を理解することも同様に重要だ。マシンの感触は良く、すべてを最大限に活用できたように感じた。改善できる点は常に存在する。明日は難しいレースになるだろう。またコンディションが変わる可能性もある。でも、僕たちはチームとして良い成績を収めるための絶好のポジションにつけている」8番手:セルジオ・ペレス(レッドブル)「もっと上のポジションを目指していたので、今日の結果には満足していない。序盤で苦戦していたためタイヤを早く使いきってしまい、最大限の力を引き出すことができなかった。十分なリズムとペースがなかったので、予選Q3の最終ラップはそこまでクリーンなものにすることができず、また、セッションごとに思ったような改善ができなかった。明日の決勝に向けて努力が必要だけど、今日はいくつか改善できたのでさらによくなると期待している。グリッド降格のペナルティーのため11番手からのスタートとなるけど、 特に雨が降っているとなにが起...
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