F1スペインGPの舞台であるカタルーニャ・サーキットは、ターン13とターン16の間にあるシケインを撤去したレイアウでFIA(国際自動車連盟)のグレード1ライセンスを取得することを計画している。2007年以来、F1スペインGPはカタルーニャ・サーキットで開催されている。サーキットは、トラックの最後の右コーナーの前にあるシケインで車の速度を落としている。
しかし、この構成では、バルセロナのメインストレートでドライバーがオーバーテイクする機会が制限され、事実上 F1 の DRS の効果がなくなる。プロモーターはF1を含めたレースシリーズのために、シケインを撤去したレイアウトでFIAによる承認を得ることで、使用できる構成を選択できるようにしたいと語る。カタルーニャ・サーキットのスポークスパーソンは「2023年の初めにシケインのないトラックを公認することを意図している。しかし、シケインのあるトラックは同じままだ」とRacingNews365と語った。「ホモロゲーションが完了すると、すべてのプロモーターは(シケインの有無にかかわらず)競争したいレイアウトを選択できるようになる」ここ数年、F1ドライバーたちはバルセロナにサーキットのレイアウトを微調整するよう求めており、シケインを撤去することでレースはすぐに改善される可能性があると主張している。2021年当時、ジョージ・ラッセルは「サーキットのレースはかなり貧弱で、レースはいつもかなりつまらない」とコメントした。「全体として、サーキットが15年前にあった最後の2つのコーナー、つまり2つの高速コーナーに戻れば、実際にもう少し近づいてストレートに入ることができると思う。もっと高速になれば、ターン1までのスリップストリーム効果がずっと大きくなる」「ファンにとっては、マシンがはるかに速い速度で走っているのを見ることができる。ドライバーにとっては、信じられないほど速いコーナーを回っていることになる。これはエキサイティングなことだ」「ウィン・ウィンだ。そして、それはかなり貧弱なサーキットへの簡単な修正だ」