F1ドライバーは、2021年のF1スペインGPに向けて変更されたカタルニア・サーキットのレイアウトを好意的に受け止めており、リプロファイルされたターン10での追い抜きを捨てて、ターン1でオーバーテイクを改善できると考えている。2021年のF1スペインGPに先立ち、カタルニア・サーキットのターン10/11のシーケンスは大幅に変更された。これは、F1を統括するFIAとMotoGPを統括するFIMが連携し、安全性を向上させるために実施された。
トラックのバックストレートの終わりにあるターン10は、カーブに沿って左周りにターン11に流れるように繋がるオリジナルに近いデザインへと戻った。2004年以降に使用されていた以前のバージョンは、より鋭角にターン11に繋がるヘアピンに近いデザインだった。アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーは、変更について「正直、今は答えが出ない。まだ試していないし、それが直線を長くなるわけではないからね」とコメント。「ターン10からはラインが少し増えると思うので、レースが改善されると期待している。ブレーキングで少しプレッシャーをかけて、立ち上がりで違ったことをして、オーバーテイクを試みる機会を与えてくれると思う」「レースという点で少しチャンスは増えるかもしれないけど、ドライビングに関しては、ほとんどの場合、少しオープンで、少し速いコーナーだ」フェラーリのカルロス・サインツは、この変更により、ドライバーが別のマシンを追いかけるときに、ターン10まで異なるラインを利用できるようになるとの見方に同意した。「これまでのターン10は、ラインが1つしかないという理由で前のマシンを追いかけるのが明らかに非常に困難だった」「変更には長所がある。おそらく、現在はラインが広くなっているので、前のマシンとは少し違った場所にマシンを配置して、もう少しクリーンな空気を得ることができる」「でも、同時に、より高速なコーナーになったし、追従するとダウンフォースのロスを感じるだろう。一方が、他方を補うかもしれない」だが、シャルル・ルクレールは、「それほど確信が持てない」と語る。「つまり、さまざまなラインが取れると確信しているので、追従する方は少し良いはずだけど、ターン10は追い抜く機会だったと感じているのでわからない」「ターン10ではオーバーテイクが少なくなると思うけど、ターン1までにオーバーテイクのために近づくことができれば、それは素晴らしいことだ」アルピーヌF1のフェルナンド・アロンソは、この変更によって今週末のレースアクションが“大幅に変更される”とは予想していないと語る。「正直なところ、いじれにしろ過去にそこにあったコーナーだ」とフェルナンド・アロンソは説明した。「ターン10に少し遅めにブレーキをかけた場合、ランオフエリアを出て、ターン12でトラックに再び合流することがあった」「だから、ラップタイム、セットアップ、オーバーテイクの可能性に大きな影響を与えるとは思わない。かなり似ていると思う」「外部や観客としての視点から常に透明でなければならない」
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