2025年F1シンガポールGPの予選で11番手以下だったドライバーのコメント。10月4日(土)にシンガポール市街地コースで2025年のF1世界選手権 第18戦 シンガポールグランプリの公式予選が行われた。中団勢ではザウバーのニコ・ヒュルケンベルグが健闘を見せ、Q3進出目前まで迫ったがわずかに届かなかった。ウィリアムズ勢はDRS違反により予選結果を失い、後方スタートとなる。レーシングブルズのリアム・ローソンはクラッシュ明けながら走り切り、改善の兆しを見せた。
一方、レッドブルの角田裕毅はグリップ不足に苦しみ、思うようなパフォーマンスを発揮できなかった。ザウバーのガブリエル・ボルトレトやアストンマーティンのランス・ストロールもQ1で敗退し、アルピーヌのフランコ・コラピントとピエール・ガスリーはともにトラブルに見舞われた。ハースのエステバン・オコンも不運な予選となり、後方からのレースを強いられる。11番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)「今日の予選にはけっこう満足している。ラップはクリーンで、全体を通して良い進歩を見せられた。P11スタートは悪くないポジションだし、明日はソフトタイヤを1セット余分に持っている。昨日の赤旗で誰もまともなロングランをできていないから、明日のレースではサプライズがあるかもしれない。いつも通り、状況次第で戦略も変わるけど、最大限を引き出して戦っていく。」12番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)(コメントなし)13番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)(コメントなし)14番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)「チームが素晴らしい仕事をしてくれて、予選の開始に間に合わせてくれた。本当に感謝している。プラクティスを2回も失った自分のせいで、厳しい状況を作ってしまったけれど、予選ではまずまずの感触だった。新品タイヤよりも中古タイヤの方が速かったのは不思議で、そこは確認が必要だ。マシン自体は速いと感じているけど、明日はオーバーテイクがかなり難しいだろう。すべてをまとめるために全力を尽くして臨む。」15番手:角田裕毅(レッドブル)「今日の予選は自分のセッションではありませんでした。全体的にグリップにすごく苦労して、Q1からQ2にかけても改善しませんでした。昨日のFP1やFP2に比べて明らかにグリップが悪かったので、ここまで苦戦するとは思っていませんでした。残念ですが、バクー以前よりはペースが良くなっているのは確かです。自信はまだありますが、もう少しマシンの安定感がほしいです。今日はタイヤがうまく温まらなかった感じでした。明日はまた新しい日ですし、後方からのスタートにはなりますが、ポイントを取ることを目標に頑張ります。」16番手:ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)「Q2に進めなかったのは本当に残念だ。簡単に進出できるだけのポテンシャルがあったのに。とても良いラップを走っていたけど、ターン11で黄旗が出て(ピエール・ガスリーのストップによるもの)、安全のためにスロットルを緩めなければならなかった。それで数テンポ失って、ラップは台無しになった。その結果、ほんのわずかの差でQ2を逃した。今日は昨日よりもマシンの感触がずっと良くて、FP3でも非常に前向きな手応えを得ていただけに残念だ。良い予選ができると思っていたけど、これがレースだ。時には運が悪いこともある。」17番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)「今日はクリーンなラップをまとめるのが本当に難しかった。2回目のアタックではプッシュしたけれど、第3セクターでフロントをロックさせてしまい、そこで大きくタイムを失った。明日は17番手スタートになるが、できる限りのことを試していく。週末を通してマシンの操縦性が難しく感じているので、タフなレースになると思う。」18番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)「Q1で敗退するのは望んでいた結果ではないけれど、ポジティブな点もある。マシンのフィーリングは良かったし、チームとしてセッションごとにパフォーマンスを引き上げられている。マシンの感触はこの週末で一番良く、より攻めて走れるようになっていた。そういう意味では、明日のレースにつなげていく必要がある。今日もう少し上を狙えたと思うし、タイムシートは僕たちの進歩を必ずしも正しく反映していない。最後のアタックでは数台の位置が悪く、それが影響したかもしれない。このレースは長く、時に消耗戦になることもある。オーバーテイクも難しいから、戦略で最大限を引き出せるように頑張りたい。」19番手:エステバン・オコン(ハース)「マシンにはQ2やQ3に進めるだけのパフォーマンスが確かにあった。それだけにこのトラブルは残念だ。シートベルトの問題でブレーキが使えず、さらに黄旗でも3テンポ失ってしまった。予選では2回のラップを完璧に決める必要があるのに、運が巡ってこない。昨日はマシンのペースが良かっただけに、明日はそれを活かしてベストを尽くす。」20番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)「今日はあまり言うことがない。最終のアタックを走り切る前にターン11で止まってしまった。油圧系の問題が疑われるので、チームが原因を調べているところだ。ラップを終えられなかったのは本当に悔しい。Q1を突破するのは厳しかったかもしれないが、僅差だったと思う。今はチーム全体にとっても難しい状況だけど、前を向いて進むしかない。明日は全力を尽くして、何とかチャンスを掴みたい。」
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