2025年F1シンガポールGPの初日のフリー走行で11番手以下だったドライバーのコメント。10月3日(金)にシンガポール市街地コースで2025年のF1世界選手権 第17戦 シンガポールグランプリのフリープラクティスが行われた。中団勢も接戦となったシンガポール初日。レッドブルの角田裕毅は赤旗による中断に苦しみながらも、マシンバランスと信頼性の確認を進めた。
ハースのベアマン、ウィリアムズのアルボン、ザウバー勢の2人も安定した走りを見せる一方で、メルセデス勢はトラブルやクラッシュに見舞われた。アルピーヌはガスリーが冷却装置を試すなどテストを優先し、ルーキーのコラピントはウォール接触でラップを失った。シンガポール特有の蒸し暑いナイトコンディションの中、ドライバーたちは翌日の予選に向けて調整を続けている。11番手:角田裕毅(レッドブル)「今日はみんなにとって中断の多い一日でした。特にFP2では赤旗が多くて、ここシンガポールのような自信が重要なトラックでは良くないです。ドライバーが自信を持てるようにする時間と、バランスをより良いウィンドウに合わせる時間が必要なんです。新品タイヤを1周目で適切に温めるのがかなり難しいので、今夜はそこを重点的に分析します。ロングランのデータが本当に不足しているので、日曜に向けてFP3のプログラムをどう組み直すか考える必要があると思います。今の段階では、1ストップか2ストップになるのか、どのコンパウンドがより有効なのか判断するのは難しいです」12番手:オリバー・ベアマン(ハース)「クルマは速そうだし、良い一日だった。FP1は学習段階で少し難しかったけど、FP2ではリズムがつかめてクルマからもっと引き出せた。赤旗で妨げられたのは残念だったけど、みんな同じ状況だ。最後の赤旗が出たとき、全員が予選ペースに集中していた。ここではそれが重要だから、正しい判断だったと思う」13番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)「今日はあまり良い金曜日ではなかった。FP1ではリアブレーキに問題が出て、走行できなかった。ここではラップを重ねることが重要で、路面の変化が激しく、ウィンドウも狭いから、周回をこなせないと学習が進まない。赤旗や黄旗も多くてとても途切れ途切れの一日になってしまったけど、今日のデータからできる限り理解して、明日仕切り直したい」14番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)「シンガポールでまた走れるのは最高だ。FP2は赤旗でかなり中断されて、いつもの金曜のようなプログラムはこなせなかったし、誰もまともなロングランをできていない。だから日曜はみんなにとって未知数になると思う。今日は一貫した走行ができなかったから、夜の間にいくつか宿題が必要だ。バランスを調整していくつかの点を整理しなきゃいけないけど、全体としては有用な情報を得られた。去年よりも過ごしやすいコンディションだったように感じたけど、それが天候によるものなのか、冷却システムがうまく働いたからなのかはわからない」15番手:ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)「この週末に何を期待すべきかをしっかり理解するためにトラックを走れてよかった。FP1は全体的にスムーズだったけど、FP2はトラフィックが多くて、まともなラップをつなげるのが難しかったし、中断も多かった。全体として悪くはなかったけど、まだ正しいバランスを見つける必要がある。ときどきクルマを操るのが少し難しかったけど、今夜データをたっぷり分析して、明日の予選に備える」16番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)「シンガポールを走るのはいつも特別な挑戦だ。簡単ではないし、ここはバンピーだから、僕たちにとって苦手な領域でもある。今日は多くのことを試して、パッケージをどう改善できるかを理解するためのいい機会だった。前のクルマとの差はまだ理想的なものではないけど、自分たちに集中して改善できる部分を探っていく。いくつかのコーナーでは明日もっと良くできると思う。限界付近でのクルマのフィーリングはいいけど、それ以上が必要だ。だからさらにできることを探っていく。今日は冷却装置も試したけど、特に何も感じなかったということは、うまく機能していたんだと思う」17番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)「FP2は期待していたセッションではなかった。ターン16で少し縁石に乗りすぎて、そこからターン17に向けてスピードを保ちながら左に弾かれてウォールに当たってしまった。FP1は少し難しかったけど、FP2ではだいぶ快適になっていたんだ。残念ながらその瞬間でセッションが終わってしまった。全体として今日はクルマがとても速かった。今夜いくつか変更をして、今日の経験から学び、予選にすべてをまとめたい」18番手:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)「タイムシートの結果は、今日僕たちが実際にやれたことや達成できたことを反映していない。FP2ではソフトタイヤでの1回目のアタックを、赤旗で中止せざるを得なかった。最終セクターまで来ていて、その時点ではかなり良いラップで、その時点の上位に入れたはずだ。だからその点には勇気づけられているし、その勢いを週末に持ち込みたい。今日はクルマの感触も良かった。まだ改善できる点はあるけど、ここを初めて走る僕にとっても運転の伸びしろは大きい。クルマと自分の両方で前進できれば、良いグリッドポジションを争えると思う。楽しいトラックだし、すぐに馴染めた。明日と日曜が楽しみだ」19番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)「今日は有意義な一日だった。クルマでいろんなことを試して、多くの違う設定をテストできた。金曜はそのための日だからね。今夜はデータを分析して、予選に向けてベストな状態をつくる。ここはオーバーテイクが難しいから、グリッド上のなるべく前でスタートすることが良い週末を送る鍵になる。赤旗で中断はあったけど、ほとんどのプログラムを完了できて多くの周回をこなせた。セッション終盤にクルマが良くなってきたけど、ターン17でウォールに触れてラップを改善できなかった。今夜とFP3でさらに積み重ねて、パッケージを最大限引き出せるよう微調整していく」20番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)「ここシンガポールでの初日は中断の多い一日だった。FP1はタイヤを温めるのに苦労して、バランスをつかむのが難しかったけど、FP2では改善した。だけど数周後にウォールに当たってしまい、セッションを終えることになった。奇妙なクラッシュだった。前のラップよ...
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