2000年にキミ・ライコネンのF1テストを見学していたミハエル・シューマッハは、“彼は大物になる”とザウバーF1のチーム代表であるペーター・ザウバーに助言していたと Blick は回顧する。キミ・ライコネンは、わずか23戦のシングルシーター経験しかなかったが、勝率53%というパフォーマンスで注目を集めていた。その成績に注目したザウバーはムジェロにキミ・ライコネンを招待してF1マシンでのテストを実施した。
Blick によると、このテストを見学していたミハエル・シューマッハは、チームオーナーであるペーター・ザウバーにキミ・ライコネンと契約するよう助言したという。「同じ日にムジェロでフェラーリをテストしていたミハエル・シューマッハは、夕方にピーター・ザウバーに『誰があなたのクルマを運転していたのかはわからないが、彼は大物になるだろう!』と語った」2001年に4戦限定の仮スーパーライセンスでF1デビューを果たしたキミ・ライコネンは、デビュー戦オーストラリアGPで6位入賞。その後、正式にスーパーライセンスが発給されたライコネンは、第6戦オーストリアGP、第8戦カナダGPで4位入賞するなど、全17戦中4戦で入賞して9ポイントを獲得し、ドライバーズランキング10位を獲得している。キミ・ライコネンは、2007年にミハエル・シューマッハの後任としてフェラーリに加入してF1ワールドチャンピオンを獲得。2020年現在、フェラーリのドライバーが獲得したドライバーズタイトルはこの年のライコネンのタイトルが最後となっている。昨年、フェラーリF1との契約を更新できなかったキミ・ライコネンは、ザウバーの復帰。アルファロメオF1に名前を変えたチームと今シーズン末まで契約を結んでいる。
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