ミハエル・シューマッハがスペインのマヨルカ島に移住するとの報道に対し、シューマッハのマネージャーであるザビーネ・ケームとスペインのアンドラッチ市の広報担当者が揃って“誤報”であると否定した。今週、ミハエル・シューマッハとその家族が、スイスのジュネーブ湖の自宅からスペインのマヨルカ島に移住すると報じられた。
この報道は、ミハエル・シューマッハの妻コリーナが、マヨルカ島で以前にレアル・マドリードの会長フロノティーノ・ペレスが所有していた大豪邸を2700万ポンド(約38億円)で購入したというニュースに続いて報じられた。しかし、ミハエル・シューマッハのマネージャーを務めるザビーネ・ケームは「シューマッハ家がマヨルカ島に移住する予定はありません」とこの報道をすぐさま否定した。また、マヨルカ島のアンドラッチ市の広報担当者も声明を発表し、ミハエル・シューマッハの移住を否定。市長のKatia Rouarachのコメントが間違って引用されたと述べた。「F1ドライバーのミハエル・シューマッハと彼の家族に関する最近のニュースに関して、アンドラッチ自治体とアンドラッチ市役場は、Katia Rouarach市長の言葉が間違って伝えられていることを明確にさせていだたきます。おそらく、言語翻訳の誤解もしくは誤訳の結果によるものだと思われます」「アンドラッチ市長は、スイスの雑誌 l'lllustré の最近のインタビューで、シューマッハの家族がポート・デ・アンドラッチに家を買ったというすでに知られている情報を確認しました」「しかし、彼女はミハエル・シューマッハや彼の家族がアンドラッチ自治体に移住する可能性について一切情報を出していません。実際、彼女はその件に関する情報を持ってはいません」「彼女は我々がシューマッハを受け入れる準備をしているおり、彼の到着に向けてセキュリティー強化を図っているとは発言していません。彼女がジャーナリストに語ったのは『その家族がここに移住することに決めた場合、我々には彼らを迎える準備ができています。その場合、彼らはアンドラッチの他の市民と同じように扱われます』ということだけでした」「それらの言葉は、ミハエル・シューマッハとその家族がここに移住することを意味するわけではありません。市長や市議会が知っていることは非常に少ないです」声明ではミハエル・シューマッハ家がマヨルカ島に移住する場合には、自治体としては歓迎すると改めて述べた。「このコミュニケーションでは、家族がここに来る場合にという言葉を繰り返しておきたいです。もちろん、そうなった場合には我々はミハエル・シューマッハ氏やその家族を快く迎え入れます」7度のF1ワールドチャンピオンであるミハエル・シューマッハは、2013年12月にフランスでのスキー事故で頭部に重傷を負い、スイスのジュネーブ湖の自宅で療養を続けている。ミハエル・シューマッハの家族は自宅に数100万ポンドをかけて医療施設を整え、15名以上の看護師や理学療法士らによる医療チームが24時間態勢でミハエル・シューマッハの介護に当たっているとされている。医療チームにかかる費用は1週間で11万5000ポンド(約1600万円)とも言われている。コリーナ夫人が購入した大豪邸は、高級不動産が立ち並ぶマヨルカ島の南西部の位置する15000平方メートルの敷地には2つのプール、大きな庭、ヘリポート、ゲストハウスなどがあり、一家の別荘として使用されるものとみられている。
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