FOTAは、シーズン中のテスト禁止という協定を覆し、ミハエル・シューマッハがF60でテストをすることを認めた。フェラーリは、ミハエル・シューマッハの今季マシンF60でのテストを認もらうよう他チームに書簡を送っていた。テスト禁止以外にも、夏休みとして強制的な2週間のファクトリー閉鎖の獲り決めがあるため状況はさらに複雑であり、フェラーリがこのチャンスを利用してマシンに新パーツを搭載する可能性さえある。
しかしFOTAチームは、ミハエル・シューマッハのテストを認めることで同意した。FOTA副会長を務めるトヨタF1チームのジョン・ハウェットは 「FOTAの全チームは、彼らの要請を受け入れることで同意した。フェリペのことは非常に不運だった。これはスポーツ精神の意思表示であり、フェラーリが尊重してくれるものと信じている」と語る。だが、FOTAに加盟していないウィリアムズとフォース・インディアが同意したかどうかは不明。フェラーリがテストを実施するためには全チームの満場一致が必要となる。このテストによってシューマッハは、ヨーロッパGP前にスリックタイヤの感触を試し、KERSや可動フロントウイングを理解することができる。ミハエル・シューマッハは、31日にムジェロ・サーキットで個人所有のF2007を借りてテストを実施。タイヤはGP2のスリックタイヤを装着して走行した。
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