メルセデスAMGは、ミハエル・シューマッハの技術的なトラブルを受けて、DRSを設計をやり直した。チーム代表のロス・ブラウンは、DRSの故障は“十分に検査されたパーツ”における一回限りのものだったにも関わらず、再設計したことを明らかにした。ミハエル・シューマッハとの契約が今季限りで終了するという神経質なタイミングでのトラブルの多発は、メルセデスに大きなプレッシャーをかけている。
「私は運命というものを信じないが、妙だった」とロス・ブラウンも認めている。ミハエル・シューマッハのシートが注目されているのは、ルイス・ハミルトンがまだマクラーレンと金銭的な問題で議論しており、唯一の現実的な移籍先はメルセデスだと考えられていることにも関係している。しかし、ミハエル・シューマッハは、メルセデスとの2013年の交渉に技術的なトラブルは影響しないと主張している。「F1での将来に関して感情に動かされることはない」とミハエル・シューマッハは Motorsport Aktuell にコメント。「それはネガティブな感情とポジティブな感情の両方に当てはまる」ミハエル・シューマッハは、2012年は時々メルセデスの“テストドライバー”のよう感じたとジョークを語りつつ、チームへの信頼は失われておらず、“諦めるつもりはない”と述べた。ミハエル・シューマッハは今季まだ2ポイントしか獲得していないが、マシンのパフォーマンスはこれまでよりも良くなっていると考えている。 「2011年の中盤から、レースではニコ(ロズベルグ)とイーブンになったし、今はさらに良くなっている」だが、ミハエル・シューマッハは将来については不明であることも認めている。 「すべての重要ファクターが揃ったとチームと僕が思えば、さらなる協力について話すことになる」 メルセデスのノルベルト・ハウグは「時間的なプレッシャーはない。我々が第一に話すのはミハエルだ」と述べた。