2024年F1第2戦サウジアラビアGP初日のフリー走行でトップ10入りしたドライバーのコメント。ジェッダ・コーニッシュ・サーキットでは、サウジアラビアの石油会社アラムコがスポンサーを務めるアストンマーティンのフェルナンド・アロンソが、メルセデスのジョージ・ラッセルとレッドブルのマックス・フェルスタッペンにコンマ2秒以上の差をつけてトップタイムをマークした。
1番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)「今日はクルマの感触がよかった。どのセッションでも最速になるのはうれしいことだけど、まだフリー走行なので地に足をつけて自分たちに集中し続ける。エンジンモードや燃料負荷に関して他のチームが何をしてきたのか分からないので、タイムをあまり読み込むべきではないけど、それでもポジティブな一日だった。クルマには何の問題もなく、プログラムを完了し、さらなるパフォーマンスを引き出すためにAMR24のセットアップを磨き続けた」2番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)「ジェッダのトラックに戻ってくるのは楽しかった。高速サーキットだから楽しいよ。クルマが完璧なウインドウに入らなかったので、FP2は少し雑なセッションになってしまった。シングルラップでのタイムは良さそうだったけど、ロングランでの状況はまだよく分からない。FP1ではマシンごとに異なるセットアップで多くのテストを行った。FP2ではW15についてもっと知るためにいくつかの変更を行った。まだシーズン2戦目だし、本気で走ったサーキットも2つ目だ。僕たちは学びを積み重ねていく必要があるし、全員が一晩かけて、より多くのパフォーマンスを引き出すために懸命に働いていく。今回も僅差だから、明日は何ができるか見てみよう」3番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)「今日のプラクティスセッションは全体的にかなり良かった。ロングランとショートランの両方でペースは良く、彼らはストリートサーキットのためにトラックをよく準備してくれた。全体的に見て、我々は多くのことを学んだし、1周のパフォーマンスではもっと改善できる点が常にある。他のチームの方が1周でもう少しパワーがあることは分かっているので、データを調べて全体的なパフォーマンスを改善し、そこからできる限り多くのことを引き出すつもりだ。予選に向けて調子は良い。厳しいだろうけど、今日のパフォーマンスには満足しているし、明日を楽しみにしている」4番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)「トラックは最初からグリップが良かったし、明日は1日を通してかなりの進化が期待できる。全体的に、みんなタイムがとても接近しているので、誰がクルマから最大限の力を引き出してトップに立つのか、タイトで興味深いものになるだろう」5番手:セルジオ・ペレス(レッドブル)「マシンもパフォーマンスもいい状態にあると思う。非常にポジティブだった。あとは微調整が必要だけど、マシンの状態には満足しているし、明日に向けて何が必要かも理解している。クルマを速くするための方向性はとてもよく分かっているし、それができればロングランにも予選にも有利になる。今日はとても満足している。予選ですべてをまとめ上げることが重要で、それが最大の目標になる。セクター1は超高速だし、トラフィックに巻き込まれると怖いので、明日はクリーンなラップが必要だ」6番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)「ここでドライブするのはいつもとても楽しい。とても高速なサーキットであり、大きなチャレンジだ。ポジティブな一日を過ごせた。両方のセッションで、異なるタイヤで良いペースを示した。でも、これはフリー走行に過ぎないし、今日他のチームが実行していたプログラムに関しては未知の部分がたくさんある。今夜データを調べて、予選に向けて週末の好調なスタートをさらに強化することを目指す」7番手:カルロス・サインツ(フェラーリ)「僕にとってはとても難しい一日だった。この24時間、体調不良で寝込んでいて、まだ完全に回復していないんだ。まだとても衰弱している。とにかくトラックには到着できたし、マシンやチームとの時間を最大限に活用することができた。このトラックはグリップが高く、高速コーナーが多いのでクルマにもドライバーにも厳しい。今日は限界までプッシュすることはできなかったけれど、少なくともプログラムは完了したし、明日は完全に回復して予選と決勝に集中できることを願っている」8番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス)「難しい一日だった。リヤに少し自信がなかった。セッションごとにセットアップに取り組み、マシンをかなり変えた。苦労していた主な問題はFP1でもFP2でもリアだった。いくつか大きな瞬間があったし、このような高速コース上でのレースでは、リヤに全幅の信頼を置く必要がある。まだそれができていない。今晩、データを見て、どうすれば改善できるか検討する。今日はジョージのほうが明らかにマシンとうまく付き合っていた。僕たちは微妙に違う方向に進んでしまったから、そこから学んで正しい解決策を見つけられればと思う」9番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)「ジェッダに戻れてうれしい。バーレーンとはまた違ったスタイルで、高速シーケンスの連続だ。ペースを見ると、先週より少し競争力が上がっているように見えるけど、まだ週末は始まったばかりだし、先は長い。マシンのフィーリングはまだチャレンジングで、いくつか制限もあるけど、同じように前進するためのポジティブな要素もある。僕は落ち着いている。作業するためのいいベースができたし、今のパッケージからもっとパフォーマンスを引き出すためにできることがあるはずだ。大事な明日が楽しみだ」10番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)「アップダウンの激しい初日だった。僕たちがとても速く見える良い瞬間もあったし、そうでない瞬間もあった。自分たちがどの位置にいるのかを正確に判断するのは少し難しいけれど、また上位争いに加わっていると思うし、それはポジティブなことだ。明日に向けて微調整が必要だけど、大丈夫だと思う」