F1と統治機関であるFIA(国際自動車連盟)は、3月27日(日)に決勝が行われる2022年第2戦サウジアラビアグランプリを予定通り続行することを改めて宣言した。サウジアラビアグランプリのフリー走行が行われた3月25日(金)、舞台となるジェッダ・コーミッシュ・サーキットから20km未満にあるアラムコの石油貯蔵施設がイエメンの武装組織「フーシ派」からのミサイル攻撃を受けて爆発するという事件があった。
全F1チーム代表とドライバーは、フリー走行2回目の後にF1のCEOであるステファノ・ドメニカリ、FIA会長のモハメド・ビン・スライエムと緊急会議を開いて状況を話し合い、グランプリ週末の続行を宣言したが、解散後にF1ドライバーはホスピタリティルームに残ってミーティングを実施。F1のマネージングディレクターを務めるロス・ブラウンやF1チーム代表らを交えて午前2時30分まで会議は続けられた。土曜日を迎えてF1とFIAは改めて声明を発表。サウジアラビアグランプリを予定通り進めていくことを宣言した。「F1とFIAは、すべてのチームとドライバーとの話し合いの後、2022 FIA F1サウジアラビアグランプリが予定通り継続されることを確認できる」と声明は述べた。「金曜日にジェッダで起こった広く報告された事件に続いて、すべての利害関係者、サウジアラビア政府当局、およびイベントが安全であるという完全かつ詳細な保証を与えた治安機関の間で広範な議論があった」「イベント全体を通して、そして、将来にわたって、明確でオープンな対話を維持することがすべての利害関係者と合意された」
全文を読む