F1サウジアラビアGPは、窮地に立たされた2021年シーズンのカレンダーで2レースの開催に名乗りを挙げた。史上初のサウジアラビアでのF1グランプリは12月初旬にジェッダで開催が予定されている。日程は、中止となったF1オーストラリアGPのちょうど2週間後となる。
カタールやバーレーンも代替開催が可能であることを示しているが、サウジアラビアでのダブルヘッダーはF1にとってより理にかなった選択となる。サウジアラビア自動車モータースポーツ連盟(SAMF)の会長であるハリド・ビン・スルタン・アル=ファイサル殿下は「F1から2回目のレースを開催する要請はまだ受けていないが、準備は完全に順調に進んでいる」と Sporza に語った。だが、F1がサウジアラビアでが第2のレースを検討していることを快く思っていない人もいるかもしれない。サウジアラビアでは、F1を使用して人権侵害を「スポーツウォッシング」したと非難されている。しかし、F1のCEOを務めるステファノ・ドメニカリはこれらの懸念を軽視している。「我々は、将来変化したいと示している特定の国を信じている」とステファノ・ドメニカリは GQ に語った。「また、我々は政治に関与したくはない。ネガティブなことについて話すのではなく、F1が実現できるポジティブなことについて話し合うべきだ」