ザウバーは、F1日本GPの決勝レースで、小林可夢偉が7位、ニック・ハイドフェルドが8位だった。小林可夢偉 (7位)「今日はとにかく自分のベストを尽くしましたが、とても満足しています。チームにとって素晴らしいレースになったし、日本のファンがエキサイティングなレース を見ることができたので、とても嬉しいです。2台揃って入賞したのはこれが2度目ですし、7年ぶりに日本のファンの前でレースできたのは特別なものがありました」
「とはいえ非常にタフな一日でした。予選と決勝の間が数時間しかなく、かなり忙しかったし、いつもと違った日曜日でした。スタートの直後、目の前でアクシデントがありましたが、ぶつからなかったのは本当にラッキーでした。それからオーバーテイクするのは簡単ではなかったですし、何度か接触もありました。クルマはダメージを負っていましたが、幸いそこまでひどくはなくレースをフィニッシュすることができました。素晴らしい仕事をしてくれたチームと、最高のサポートをくれたファンの皆さんに本当に感謝しています」ニック・ハイドフェルド (8位)「かなり満足している。チームにとって今シーズンで最高の結果だ。最後はもう1つ高い順位で終われたかもしれないけど、可夢偉とは違うタイヤ戦略だったし、彼は新品のオプションタイヤを履いていて明らかに速かった。序盤のラップで本当に懸命にプッシュしなければならなかったけど、セーフティカーが入って、その後ルーベンス(バリチェロ)に後ろでスタックしてしまった。チームは、プライムタイヤに交換するために早めに僕を呼び込んで本当に素晴らしい仕事をしてくれた。シンガポールと比較して僕たちはレースパフォーマンスで良い進歩を遂げた。予選に関しては、もっとやれると思う。残りの3レースを楽しみにしている」ジェームス・キー:テクニカルディレクター「今日のレースと手にした結果をとても嬉しく思う。予選ではQ3を逃したが、レースでのパフォーマンスはそれを挽回するに充分なものがあった。ドライバーふたりともクリーンなスタートだったし、ターン1での混乱も避けることができた。ふたりのレース戦略を分け、可夢偉はプライムタイヤ、ニックはオプションタイヤでスタートさせたが、どちらも狙い通りにいった。可夢偉はプライムタイヤをうまく保たせていた。レースをコントロールしただけでなく、追い抜きが難しいコースで、オーバーテイクもみせた。レース終盤、オプションタイヤに履き替えた後の走りはもう圧巻だった。ニックもファンタスティックな仕事をした。彼はまさに求められたとおり走りをみせ、ペースも良かったし、レースに復帰した2戦目で最上のリザルトを手に入れた。ピットウオールのチームもメカニックも素 晴らしい仕事をした。チーム全員による最高のパフォーマンスだった」関連:・F1日本GP:優勝はセバスチャン・ベッテル、小林可夢偉7位!・小林可夢偉、F1日本GP特別ヘルメット