2025年F1イギリスGPでニコ・ヒュルケンベルグがキャリア239戦目にして悲願の初表彰台を達成したことを受け、ザウバーのF1チーム代表ジョナサン・ウィートリーがその快挙を称賛した。ヒュルケンベルグは19番手スタートから荒れたウェット・ドライのレースを巧みに乗り切り、3位表彰台を獲得。ザウバーにとっても2012年の日本GP以来となるF1表彰台となった。
ウィートリーはレース後、「どこから話せばいいか……F1史上最も待ちわびられた表彰台、そしてチームにとっては2012年日本GP以来となる久々の表彰台だった」と喜びを語り、続けてこう述べた。「週末を通して浮き沈みはあったが、最終的にすべてをひとつにまとめ、チャンスが巡ってきたときには両手でしっかりと掴み取った」「オーストリアでの成功のあと、ガブリエル(・ボルトレト)にとっては悔しい週末になったが、彼はレースごとに成長している。まだF1デビューシーズンの真っ只中であることを忘れてはならないし、彼は次のチャンスを心待ちにしているはずだ」「ニコはまさにマスターピースだった。19番グリッドスタートから3位フィニッシュというのは、ザウバーの32年の歴史の中でも最も低いスタート順位からの表彰台記録だ。そして239戦目にしてついに花開いた。これほど表彰台にふさわしいドライバーはいない」「今日もまた、我々はチームとして一丸となった。自信と信念を持って臨み、ファクトリーと現場の全員が誇りに思える結果を手にした。本当に素晴らしい一日だった」ヒュルケンベルグの表彰台にパドック全体が沸いたイギリスGP。ザウバーはこの勢いを維持したまま、夏休み前最後の戦いとなる次戦F1ベルギーGPへと挑む。