ザウバーは、F1ドイツGPの予選で、小林可夢偉が12番手、ペドロ・デ・ラ・ロサが15番手だった。小林可夢偉 (12番手)「本来なら第3セッションに進めるはずだったので全然うれしくありません。今日はクルマの仕上がりもよく、それは予選中のパフォーマンスにも表れていました。ただ、第2セッションの最後のアタックでトラフィックにひっかかり、スローダウンをした結果タイヤの温度が下がって、グリップを失ってしまいました。とはいえ明日の決勝は12番グリッドからのスタートですから、ポイントは獲得できると思います」
ペドロ・デ・ラ・ロサ (15番手)「Q3に進むことを望んでいたのは確かだ。全体的に様相よりもトップ10に近づいたと思う。クルマは良かったし、それは明日のレースでも同じだと思う。Q2の2回目の走行ではハードに攻めすぎたし、いくつか危ない場面もあった。それでラップタイムを改善することができなかった」ジェームス・キー:テクニカルディレクター「昨日ドライコンディションで走ったときに見つけたいくつかの課題を夜の間に解決して、今朝のフリー走行を迎えた。ドライバーふたりとも午前中のクルマのバランスに満足していたので、予選では第3セッションに進めるチャンスがあるという手応えはあった。予選では第1セッション中にビタントニオ・リウッツィが大きな事故を起こしたが、彼に怪我がなかったのは幸いだった。アクシデントの後予選が再開してからは、タイヤをきちんと使いこなすことに集中していた。最初のアタックはまずまずで、可夢偉はすぐにトップ10に入った。しかし第2セッションの2回目のアタックでは新品タイヤのメリットを活かすことができず、タイムを更新することができなかった。その結果ほんのわずかの差でトップ10入りを逃すことになってしまった。この結果を残念に感じているのは間違いないが、その一方で、クルマがまた一歩進化していることは嬉しい。明日の決勝は入賞を目指して戦えることは間違いない」関連:F1ドイツGP 予選:セバスチャン・ベッテルがポールポジション