ステークF1チーム/ザウバーF1チームは、2024年の新車でテストを行った最初のF1チームとなった。金曜日、バルテリ・ボッタスと周冠宇はバルセロナ-カタルーニャ・サーキットで『C44』での撮影を行った。午後の終わりにチーム自身が最初の映像を公開した。また、この日の早朝には、来場していたファンが撮影したトラック上でのF1マシンの写真も公開された。
アルファロメオとのパートナーシップが終了し、アウディのワークスブランド変更まで残り2シーズンとなったザウバーF1チームは、2024年に向けてチーム名とシャシー名をスポンサーのステークとキックに正式に変更。『ステークF1チーム キック・ザウバー』としてローンチイベントを開催した。しかし、2024年のF1世界選手権の開幕戦でザウバーがどの名前で出場するかはまだ定かではない。スイスではギャンブルの広告が禁止されていることで、オーストラリアのオンラインカジノ会社にちなんで『ステーク』と呼ばれるだけで、スイスの法律違反になるようだ。スイスの大手放送局SRFは、ザウバーがこの違反に対して最大50万スイスフランの罰金を科せられる可能性があると報じているが、24レースの全日程を通じて違反が続いた場合、どのような措置が取られるかは不明だ。興味深いことに、ザウバー・グループの公式ウェブサイトには、ステークだけでなく、いかなるチームパートナー、さらにはヒンウィルに本拠を置くF1チームそのものについての言及も一切なくなっている。同サイトの「パートナー」ページは、「404 - This page could not be found」というエラーが返されている。チームが公開した動画にはマシンのリバリーははっきりと映されていなかったが、ファンが撮影したC44のサイドポッドには、ローンチイベントの際にあった『Stake』ではなく、『KICK』のロゴが掲載されていることが確認できる。だが、スペインではギャンブル広告を掲載しないのが普通だ。すでに昨年も同じ対応がとられている。ザウバーF1チームは、ギャンブル広告が禁止されている国でのグランプリでは『キックF1チーム』の名前を使うことを明らかにしている。 この投稿をInstagramで見る Stake F1 Team(@stakef1team)がシェアした投稿