ザウバーは、F1トルコGPで小林可夢偉が10位、ペドロ・デ・ラ・ロサが11位だった。小林可夢偉は、今シーズン初ポイントを獲得。新生ザウバーにとっても初ポイント獲得となった。小林可夢偉 (10位)「「今年初めて2台そろって完走でき、そして初ポイントを獲ることができて本当にうれしいです。スタートは路面が汚れている列からのでスタートでしたが、出足もよく、序盤のペースもよかったです。ソフトタイヤの最初のスティントを短くする難しいレース戦略をとったのは、僕たちのペースはハード側のタイヤの方がよかったからです」
「そのため10周目にピットインして、残りのレースを1セットで走り切ることにしました。レース終盤には右フロントタイヤのベルトが見えてきたので、とくにターン8など、とにかく気をつけて走りました。エイドリアン・スーティルに抜かれた時にそれほどディフェンスしなかったのもそのためです」ペドロ・デ・ラ・ロサ (11位)「レース序盤は燃料が重いので、アンダーステアが多かった。だから、レース後半にチャンスがくるのを待って走っていた。クルマが軽くなったらバランスも良くなった。フロントエンドが戻ってきたし、タイタには問題はなかった。僕の前がチームメイトでなければ、確かに終盤に戦って戦っていただろう。チームはなんとしてでも両方のクルマをホームに持ち帰って、ポイントを獲得する必要があった。リスクをとることには慎重にならなければならないし、今回はアタックして全てを失うリスクを冒すときではなかった。どこか他にいくよりも、この地点に留まる方がよかった。僕たちは今回のレースを競争力に終えることができた。とても良いことだね」ペーター・ザウバー:チーム代表「今週末すべての結果は、バルセロナでみせたようにチームが上昇気流にあることを証明している。もちろんレースはラッキーな面もあったが、ようやく2台揃って完走して、待望のポイントを獲得することができた」 ジェームス・キー:テクニカルディレクター「このレースでポイントを獲得できてうれしい。それにようやく2台揃って完走することができた。レースはいろいろとイベントに満ちたものだった。序盤はとにかくトップ10と遜色ないペースで走る事だったが、可夢偉は非常にうまく走り、アロンソについていってくれた。戦略面では2台とも早めにピットインさせることにしていた。とくに可夢偉のタイヤはQ3でも走ったことで数周分すでに使っていたこともあるが、この戦略は間違いではなかっただろう。ただ、可夢偉はピットストップで時間を2秒ほど失ってしまった。このロスがなければ彼はもう少し前のポジションでコースに復帰できたはずだ。レースの終盤はフロントタイヤの摩耗が激しく、ラップタイムもかなり落ち込んだため、ペドロや他のドライバーが差をつめることができたが、ともかく10位と11位でフィニッシュしたことはチームの誰もが望んでいたもので、全員が大変喜んでいる」関連:F1トルコGP:優勝はルイス・ハミルトン!可夢偉が今季初ポイント!
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