ザウバーは、F1スペインGP決勝レースで、小林可夢偉が12位、ペドロ・デ・ラ・ロサはリタイアだった。10番グリッドからスタートした小林可夢偉だが、オープニングラップでロバート・クビサ(ルノー)と接触し順位を落とすも、安定したペースでレースを続け、12位で今季初完走を果たした。12番グリッドからペドロ・デ・ラ・ロサは、スタート後に他のマシンと接触し、左リアタイアをパンク。その後マシントラブルによりリタイアした。
小林可夢偉 (12位)「スタートはよかったのですが、3コーナーでロバート(クビサ)に当てられてしまった。僕としては彼にも充分なスペースを与えていたのですが、彼はアンダーステアが出たと言っていました。ともかくそこでポジションを15番手まで落としてしまった。もしこのアクシデントがなければ、クルマのパフォーマンスも上がってたし間違いなく入賞できていたと思います。その後はもう1台のルノー、ヴィタリー(ペトロス)に引っかかってしまいました。カタルニアサーキットは本当にオーバーテイクをするのが難しいサーキットで、何度もトライしました抜き去ることは出来ませんでした。ただ、今年初めてレースを完走できたのはよかったと思っています」ペドロ・デ・ラ・ロサ (リタイア)「僕がどれくらい落ち込んでいるかは説明できないよ。スタートは良かったけど、トロ・ロッソに当てられてしまい、リアタイアがパンクしてしまった。タイヤを交換するためにピットに入ったけど、タイヤによるダメージはかなり大きかった。続けようとしたけど、クルマは運転が不可能な状態だった。ほんと訳がわからなかったし、諦めなければならなかった」ペーター・ザウバー:チーム代表「今週末全体を振り返ると、可夢偉が予選でトップ10に入ったようにクルマのパフォーマンスは間違いなく向上している。さらに可夢偉はスペインGPでは今シーズン初めてレースを完走することもできた。1周目に追突されたのは不運だった。ペドロも同様に1周目に追突されてタイヤだけでなく、フロアにもダメージを追ってリタイアせざる得なかった」ジェームス・キー:テクニカルディレクター「今日は間違いなく入賞できていたので残念な結果になってしまった。ドライバーふたりともうまくスタートしたが、ペドロは追突されてタイヤがパンクしてしまった。タイヤを交換した後もペドロはアンダーステアを訴えてきたので、データを検証した結果、フロアへのダメージが大きく走行をやめさせた。可夢偉も3コーナーで接触されてポジションを落としてしまった。そこからはできるだけポジションを上げるリカバリーのレースとなったが、やはりバルセロナはオーバーテイクは難しい。ただ接触された後でも可夢偉は素晴らしいレースして、チームとして今年初めて完走してくれた。クルマの信頼性は問題なかったし、彼のペースはトップ10に充分入るものだったので、本当ならもっと上位でフィニッシュできたはずだ」関連:F1スペインGP:マーク・ウェバーが今季初優勝!
全文を読む