ペーター・ザウバーは、これまでテクニカルディレクターを務めてきたウィリー・ランプの最後のレースがダブルリタイアに終わってしまったことを申し訳なく思っていると語った。冬季テストでは好調にみえたC29だが、開幕3戦ではペースに苦労している。マレーシアGPでは、ペドロ・デ・ラ・ロサのマシンはフォーメーションラップでエンジンが故障。小林可夢偉のエンジンも9周目で白煙を吹いた。
「ウィリー・ランプに本当に申し訳ない。彼は15年近く我々の技術部門の忠実なトップだった。彼は最後のレースであのような失敗に耐えなければならなかった」とペーター・ザウバーは Blick にコメント。「最後の日まで彼はチームとともに戦ってくれたし、例え彼になにもできなかったとしても、あのような失敗がどれくらい堪えたかはわかっている」現在、フェラーリは2つのエンジン故障の原因を調査しているが、ザウバーは空気システムに問題があったとしている。現在ザウバーは、新規参戦3チームを除けば、唯一ポイントを獲得していないチームとなっている。「これまでで最悪なポジションだ」とペーター・ザウバーは語る。「簡単ではないだろうとは思っていたが、これほど厳しいとは思っていなかったよ」
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