ザウバーは、ストフェル・バンドーンを2019年に起用する可能性をきっぱりと否定した。現在、マクラーレンで結果を出せていないストフェル・バンドーンは、今シーズン末、あるいはシーズン終了を待たずしてシート喪失が噂されている。その場合、ザウバーが来季の移籍先として議論されてきた。
ストフェル・バンドーンは、GP2時代に現在ザウバーのチームプリンシパルであるフレデリック・バスールが率いるARTグランプリで2015年にタイトルを獲得している。また、マネージャーを務めるアレッサンドロ・アルンニ・ブラビは、ザウバーを後援する企業のディレクターを務めている。しかし、フレデリック・バスールは、ストフェル・バンドーンがザウバーの2019年のドライバー候補であるとの報道をきっぱりと否定した。「彼は議論に挙がっていない」とフレデリック・バスールは Autosport にコメント。また、フレデリック・バスールは、2019年のドライバー確定を急いではいないと主張する。「正直言って、まだシーズンの真っ只中だ。それでドライバー市場に皆が少し動揺し、ナーバスになっているとしても、前年までと比較すれば、はるかに早い時期だと私は思っている。我々は落ち着いている」ザウバーの1つのシートはフェラーリ/アルファロメオの指定ドライバーのために予約されていると考えられている。今季ザウバーのドライバーを務めるシャルル・ルクレールはフェラーリのもうひとつのカスタマーであるハースに移籍するとされ、その後任にはアントニオ・ジョビナッツィが座ることになると噂されている。また、フェラーリによるそれらのシートの決断の最終期限は10月15日だと考えられている。現在、もうひとつのザウバーのシートに座っているマーカス・エリクソンは、ザウバーを所有するスウェーデンの投資グループから支援を受けている。だが、ザウバーのオーナー企業はフレデリック・バスールにドライバー選択の責任を与えており、マーカス・エリクソンのシートが保証されているわけではない。フレデリック・バスールは、ドライバー選択は全体的な競争力がプライオリティだと強調しているが、マーカス・エリクソンは先週末のF1ベルギーGPで今季4回目のポイントフィニッシュとなる10位入賞を果たしており、評価を高めている。「彼は良い仕事をしている。彼はエンジンの問題があったが、予選でシャルル・ルクレールから100分の1秒差だった」とフレデリック・バスールはコメント。「レースでは彼は序盤から力強いペースを発揮していたし、戦略は我々の前にいるドライバーとは反対だった。彼はうまくやってくれた」「パドックのすべてのドライバーにとって、ポジションを維持するための最善の方法は、良い仕事をすることだ。彼はそれをやっている」マーカス・エリクソンは、フレデリック・バスールの支持を維持するためにもパフォーマンスを示し続けなければならないと同意する。「それは非常に重要なことだし、シーズンのこの時期は批判的になものだ」とマーカス・エリクソンはコメント。「過去5戦のうち、僕は3戦でポイントを獲得している。チームメイトの2倍だ」「それが僕が差をつけてることをフレッドに示すためのある種の統計であり、僕にとって重要なことだ」「この状態を続けていく必要があると思っている。来年の契約を結ぶためには僕にとってそれが重要になってくると思っているからね」「今、チームはますます良くなってきているし、このチームのシート争いは過去2シーズンよりもはるかに高くなっている」
全文を読む