ザウバーは、フェラーリの“Bチーム”という立場をさらに強めていくことになるかもしれない。フェラーリのF1パワーユニットを搭載するザウバーは、フェラーリと同じフィアット傘下のブランドであるアルファロメオをタイトルスポンサーに迎えた。先月、ヨルグ・ザンダーの後任してフェラーリで長年チーフデザイナーを務めていたシモーネ・レスタがザウバーに加入。両社の結びつきはさらに強まったと考えられている。
さらに Handelszeitung は、ザウバーのオーナーシップに変化が起こったと報道。過去2年間、ザウバーは謎の多い投資会社『ロングボウ・ファイナンス(Longbow Finance)』が所有していた。しかし、現在、ザウバーのオーナーシップは『イスレロ・インベストメント(Islero Investments)』という会社に移されたという。ロングボウ・ファイナンスの代表パスカル・ピットは「イスレロ・インベストメントは、ロングボウ・ファイナンスのポジションを引き継いだ」と述べている。このオーナーシップの変更は、アルファロメオがザウバーF1チームを完全に買収するための前触れだと噂されている。Handelszeitung は、ザウバーのスタッフの代表団が、近くフェラーリのマラネロの本部を訪れる予定だと報じている。パスカル・ピッチは「近い将来はザウバーはインディペンデントのままだ」と主張している。
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