アルファロメオ・ザウバーのチーム代表を務めるフレデリック・バスールは、ザウバーのプラットフォームを通じて、将来の若い才能の育成を継続していくと語る。フェラーリとの提携を強化し、アルファロメオをタイトルスポンサーに迎えたザウバーは、事実上、フェラーリのジュニアドライバーの目的地となった。今季は早速F2チャンピオンのシャルル・ルクレールがF1デビューを果たす。
フレデリック・バスールは、シャルル・ルクレールをジュニア時代から見守っており、実際にGP3時代にはARTグランプリでレースを戦っている。「ルクレールのことはカート時代から知っている」とフレデリック・バスールは Auto Hebdo にコメント。「ジュニアカテゴリーで抱えていたドライバーとF1で働くのは初めてなのでとても嬉しく思っている」フレデリック・バスールは、昨年の金曜フリー走行でのシャルル・ルクレールのアプローチは特に印象的だったと語る。「彼は一度もブリーフィングを欠席したことはなかった」とフレデリック・バスールは明かす。「誰かの名前を挙げるつもりはないが、ホテルに戻ってしまった者もいた。全てのドライバーは速いが、チャンピオンは他にも何かを持っている」フレデリック・バスールは、シャルル・ルクレールが初年度に輝くを見せると信じつつ、5年目のF1シーズンを迎えるマーカス・エリクソンにも好感を持っていると語る。「彼はほぼ良いエキップメントを得られなかったし、チャンスは限られていた」とフレデリック・バスールは Blick にコメント。「だが、彼は最後の10戦で良かった。彼は大きく発展しているし、チームプレイヤーだ。優れたフィードバックを与えている」しかし、将来のラインナップについてはフレデリック・バスールは高い希望を持っている。「私は若いドライバーと20年間仕事をしてきた」「ザウバーでジュニアアカデミーを計画している。おそらく2019年からになるだろう。シャルル・ルクレールのように本格的なポテンシャルがあると思っている」