元ザウバーのF1チーム代表であるモニシャ・カルテンボーンが、自身のF4チームを設立してモータースポーツ界に復帰することになった。昨年6月にザウバーの新オーナーによって辞任に追いやられたモニシャ・カルテンボーン(46歳)は、モナコ出身の企業家ミリー・デ・コンベルティと共同で「KDCレーシング」を設立したことを発表した。
チームはスイスの旗の下でレースをするが、バルセロナとカタロニア・サーキット近郊のグラノリェースにビジネスセンターに拠点を置き、ドイツとイタリアでのF4選手権への参戦を予定している。「モータースポーツは私の最大の情熱であり続けます」とモニシャ・カルテンボーンは Auto Bild にコメント。「ほぼ20年間、私はモータースポーツでトップの地位に就いていましたし、それを継続することは論理的なことです」「フォーミュラ4は比較的新しいシリーズであり、多くのポテンシャルを秘めたエキサイティングなレーシングクラスです。私にとって特に若い才能を育成する分野は魅力的です。フォーミュラ4は将来のチャンピオンになるドライバーを目にすることができます」「共同オーナーとして、私にはチームの戦略面の決定権があります。私のプライオリティはモータースポーツの将来のために若いドライバーの準備を整えることです」「F1での数年間の経験は役に立ちます。日々のビジネスは非常に信頼しているチームメナージャーのジュゼップ・トリニダードが引きます」KDCレーシングは、2018年シーズンにむけたスポンサーを獲得し、まもなくドライバーラインナップを発表するとしている。「我々は違いを生むためにこのプロジェクトに取り組んでいます」とモニシャ・カルテンボーンはコメント。「我々のゴールは、競争力のあるチームを作り、若いドライバーのポテンシャルとレースパフォーマンスを最大限に引き出すためにツールとスキルで育成することです」「他にも有望なプロジェクトがありますが、それらについて話すのはまだ時期尚早です」
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