ザウバーは、2018年のF1ドライバー発表を少なくとも来週まで延期されるようだ。ザウバーのチーム代表を務めるフレデリック・バスールは、2週間前のブラジルで今週末のアブダビでドライバーを発表できるだろうと述べていたが、24日(金)に「楽観的すぎた」と認めた。「ほんの数日の問題だ。週末にそれが実現するとは思わないが、おそらく来週の方がはるかに可能性は高い」とフレデリック・バスールは付け加えた。
ザウバーの2018年のドライバーラインナップの鍵を握っているのは、シャルル・ルクレールのチームメイトを務めるのがマーカス・エリクソンなのか、アントニオ・ジョビナッツィなのかだと考えられている。マーカス・エリクソンとシャルル・ルクレールは、来週のアブダビテストにザウバーから参加することが発表されている。フレデリック・バスールは、ドライバーラインナップはメディアにとって最も興味深い要素だとは思うが、ザウバーにとってはより広範囲な交渉の一部にすぎないと述べた。「メディアの皆さんにとって、そしてドライバーにとっては重要なポイントであることは理解できる」「しかし、チームにとっては重要なポイントではない。ドライバーの選択と並んで、議論すべき話題は他にもある」「FP1など、ドライバーのポジションはある。おそらく予想していたよりも少し時間がかかるだろう」報道では、ザウバーとフェラーリの提携強化の一環として、チームのエンジンがアルファロメオのブランド名をかかげることになると噂されている。だが、フレデリック・バスールは、そのような交渉は2018年には時期尚早だと述べ、現在の競争ではアルファロメオの計画は早急には実施されないと述べた。「議論の一部になるかもしれにが、これまでは話題にはなっていない」とフレデリック・バスールはコメント。長期的にアルファロメオのアイデアは選択肢となるかと質問されたフレデリック・バスールは「私は非常にオープンだ・・・」と述べた。現在、ハースのリザーブドライバーを務めるアントニオ・ジョヴィナッツィは、ザウバーとフェラーリからのニュースを待つだけだと述べた。2018年について質問されたアントニオ・ジョヴィナッツィは「皆さんと同じように僕も待っているところだ」と Autosport にコメント。「フェラーリとザウバーで何が起こっているのか僕にはわからない。できるだけ早く知りたいけどね」アントニオ・ジョヴィナッツィは、同じフェラーリの契約ドライバーであるシャルル・ルクレールの方が、F2タイトルを獲得したことでプロフィールが優れている点については心配していないと語る。「GP2にいた去年、僕の名前はパドックにあった。素晴らしい一年を過ごしたからね」とアンドニオ・ジョヴィナッツィはコメント。「僕はこの世界を知っているので驚きではない」「シャルルは良い仕事をしたし、タイトルを獲得したので、もちろん、今のパドックでシャルルはビッグネームだ」「去年、それは僕の名前だったし、今年はシャルルだ。来年は僕の名前になるかもしれない」アントニオ・ジョヴィナッツィは、まだ2018年にザウバーのF1シートを獲得できなかった場合に備えてF1以外のレースプログラムなどの代替案には目を向けていないと語る。「一番はフェラーリとの繋がり、彼らと仕事をしていくことだ。そのあと様子を見てみるつもりだ」