ザウバーは、松下信治をF1ハンガリーGP後にハンガロリンクで開催されるインシーズンテストに起用することを発表した。ホンダの育成ドライバーである松下信治(23歳)は、2日間のハンガリーテストの2日目となる2日(水)にザウバー C36をドライブ。初日は同じF2ドライバーのグスタフ・マルヤがテストを担当する。
松下信治は、今年もARTグランプリからF2シリーズ(旧GP2)に参戦。1勝をあげてランキング7位につけている。また、3年目となる同シリーズへの参戦に加え、松下信治はマクラーレン・ホンダのF1テスト兼開発ドライバーを担当。これはホンダとマクラーレンとが協調したプロジェクトであるとともに、モータースポーツ界で活躍する若手ドライバーの発掘・ステップアップを目的として、ホンダが展開するプログラム「Honda フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)」の一環でもある。 ザウバーは、2018年からホンダのF1パワーユニットを搭載する予定となっている。松下信治「4歳の時、F1でレースをしているミハエル・シューマッハを観て、彼に魅了されました。それ以来、僕の夢はF1ドライバーになることでした。初めてのF1テストにとても興奮していますし、ハンガロリンクでザウバー C36フェラーリをドライブするのを本当に楽しみにしています。僕だけでなく、僕にとって素晴らしい機会です。出来る限り多くのことを学べるように、自分自身のためだけでなく。チームにとっても生産的な一日になることを期待しています。これを実現してくれたザウバーF1チームに感謝しています」フレデリック・バスール (ザウバー チーム代表)「信治にこの素晴らしい機会を与えられることを嬉しく思う。彼はF1カーで初テストを経験するに値する。ARTグランプリとのF2でのデビュー以来、私は彼の進展を密接にフォローしてきたし、年々、彼のパフォーマンスの進歩を目にしてきた。いつかF1ドライバーになるという彼の夢に一歩近づいている」
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