ザウバーは、2016年F1シーズン開幕戦オーストラリアGPへの参戦を主張しているが、財政的に将来について暗雲が立ち込めているという。ザウバーのチーム代表であり共同オーナーのモニーシャ・カルテンボーンは、ヒンウィルの300人以上のスタッフの2月分の給与の一部がまだ未払いになっていることを確認している。
「我々の従業員の3分の2は2月の賃金を受け取っていません」とザウバーの広報担当は SRF にコメント。しかし、情報筋は、来週末の開幕戦F1オーストラリアGPにザウバーが参戦することは間違いないが、その後のザウバーの将来は“非常に不確か”だと警告した。ザウバーの広報担当も「近年のケースと同じように厳しい時期です」と認めている。しかし、スイスのテレビ解説者マイケル・スターブルは、現在のザウバーの状況は実際には新しいものだと語る。「ザウバーの歴史において、これよりも長い期間賃金が支払われなかったことはない。状況は非常に深刻だ」「2016年以降のザウバーについて心配している」