シモーナ・デ・シルベストロは、ザウバーでのF1の役割を獲得するまでの間にモータースポーツで性差別に遭遇することはなかったと述べた。元インディカー・レーサーのシモーナ・デ・シルベストロは、今年レースシートを諦めてザウバーと“アフィリエイトドライバー”契約を締結。4月に2年落ちのザウバー C31でテストを実施した。
シモーナ・デ・シルベストロは、大部分のレーシングチームは、男性か女性かではなく、ドライバーの速さを重視していると考えており、トップレベルの女性ドライバーの不足が、下のカテゴリーで男性ドライバーと比較した相対的な女性ドライバーの欠如に繋がっていると考えている。キャリアを通して性別的な偏見に遭ってきたかと質問されたシモーナ・デ・シルベストロは「カートを見れば、100人くらいの少年に対して少女3〜4人くらいのだと思います。比率は間違いなく小さいです」とコメント。「一般的にハイレベルのレースに到達するのは、少年か少女かに関わらず難しいです」「自分自身を署名しなければなりませんし、かなり多くのドライバーがいます」「地球上の全てのドライバーがF1にたどり着きたいと思いますが、そこには22のシートしかありません」「タフとか難しいとか感じたことはありません。重要なのはどれくらい速いかを証明することだと思っていますし、レースに勝っていれば、素直な人々はレースカードライバーとして考えてくれます」F1では、1976年位オーストリアGPでレラ・ロンバルディが12位でフィニッシュして以来、女性ドライバーはレースをしていない。シモーナ・デ・シルベストロは、女性としてF1で成功することへのプレッシャーや余計な期待は感じていないと語る。「プレッシャーや期待されているとは思っていません。重要なのは競争力があることを示すことです。これまでのキャリアではそれができていると思います」「インディカーまでは常にレースに勝っていましたし、いつも上位にいました。それは重要な基準ですし、F1に入る機会が得られたら、同じことをしたいです。男性と同じくらい速く走れることを示したいです。それが鍵です」シモーナ・デ・シルベストロは、ザウバーのチーム代表であるモニーシャ・カルテンボーンが女性であることが優位に働くかもしれないとの見方と批判した。「私が女性であることが助けになるとは思いませんが、女性のボスは初めてですし、異なることです」「彼女が私を認めたのは、私が本当にそれを望んでおり、本気で実現させたいと思っていることです」「結局、私は働くためにここにいるわけですし、何も変わらないと思います」
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