ザウバーは、オーストラリアGPで起こったミスを繰り返さないように合法性チェックの手順を変更した。開幕戦F1オーストラリアGPで、セルジオ・ペレスと小林可夢偉はそれぞれ7位と8位でフィニッシュしたが、マシンが車両規定に違反していたとして失格となった。ザウバー C30のリアウイング上部のエレメントは、規約に約3mm違反していた。
ザウバーのマネージングディレクターを務めるモニシャ・カルテンボーンは、チームは問題を特定し、ミスを繰り返さないようにシステムを微調整したとし、オーストラリアでの問題は人為的ミスだったと述べた。「まずは何がどのように起こったか理解しなければなりませんでした」とモニシャ・カルテンボーンはコメント。「基本的に合法性のチェック手順を調べることに集中し、そこで何が起きていたかを確認しました」「計測を強化し、確固たるシステムを持つためにいくつか他の計測を加えました。それに集中し、現在では計測は適切だと確信しています」「設計段階では多くのことが連携しているので、1つが変更や修正されると他に影響することがあります。それは単純に人為的ミスで起こる部分のことですし、システムを通ってしまいました」またモニシャ・カルテンボーンは、事故の責任をとってテクニカルディレクターのジェームス・キーが首になるとの噂を笑い飛ばした。「インターネットがどれくらい危険かを表す例だと思います。誰かがどこかでナンセンスなことを書くと、ウェブ全体に影響していしまいます。完全にナンセンスですし、このような馬鹿げた動きになることもあるでしょう」ジェームス・キーにはザウバーで長期的な将来があるかと質問されたモニシャ・カルテンボーンは「完全にYesです」と答えた。