佐藤琢磨は、インディカー 第2戦 ニューオリンズの決勝レースを13番グリッドからスタートすることになった。土曜日の午後4時20分にスタート予定だった予選は、午後になってから降り出した雨が止まなかったために全車がレインタイヤを装着して走る完全なウエットコンディションで開始。
さらに、2グループに分かれての第1セグメントにおいて、2グループ目が走り出したところで雨が雷雨へと変わったために走行がストップ。そのまま天候が回復する見込みが立たなかったことから、運営は予選の続行を断念することに。明日のレースのスターティンググリッドは、3段階の予選がすべて完了されなかったため、エントラントポイントによって決定された。佐藤琢磨は、ニューオーリンズの暑いコースコンディションもとで、マシンセッティングが思うように進んでいなかったが、ウエットだった路面が急速に乾いていったプラクティス2では、トップ10に入るラップタイムをマークし、予選を楽しみにしていた。ウエットコンディションを得意とする佐藤琢磨としては、開幕戦に続いて上位グリッドを獲得するチャンスだったが、予選が最後まで行われず、明日のレースを13番グリッドからスタートすることとなった。佐藤琢磨(13番グリッド)「ウエットコンディションの予選をフルに戦いたかったです。実際には、私たちのグループの方が路面に水が多い状況となっており、私たちのマシンは車高を低く設定しすぎていたために、速いラップタイムを記録できずにいました。それでも、ピットに入って車高を調整することができたため、またアタックをしたいと考えていました。エントラントポイントによってスターティンググリッドは13番手になりました。難しいポジションからの戦いになりますが、ウエットコンディションでの走行を予選で行い、有用なデータを集められました。ウエットであればポジションを上げていくことは十分に可能だと思います。もちろん、ドライコンディションでも全力を出しきって、上位でのフィニッシュを目指します」
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