佐藤琢磨は、インディカー第6戦デトロイトの決勝レースを19位で終えた。予選8番手だった佐藤琢磨だが、ダリオ・フランキッティのグリッド降格の影響で7番手から決勝をスタート。レース序盤に2つポジションをアップして順調に戦っていましたが、1回目のピットストップに入るタイミングを1周遅らせたのが裏目に出て、燃料切れでコース上にストップ。
オフィシャルにリードされてピットに戻ることはできたが、そのときにはすでにトップに3周もの差をつけられていた。それでも、少しでも多くのシリーズポイント獲得することと、明日の日曜日に行われる決勝2日目に向けたデータ収集のため、走行を続け、19位でゴールした。佐藤琢磨(19位)「慎重にスタートし、順位を少し上げて1回目のピットストップを迎えようとしていました。『次の周にピットインする』と無線で指示を受けていましたが、『もう1周行ける』と指示が変わってピット入口を通り過ぎました。そうしたら、ターン2を過ぎたあたりで燃料切れの症状が出て、コース上にストップしました。レースに復帰するのは難しいと考えてマシンから降りかけましたが、オフィシャルがピットに戻してくれることを期待してコクピットに残りました。その結果、レースに戻ることができ、明日に向けて周回を重ねました。どうしてもソフトタイヤでの走りを経験しておきたかったのです。終盤はいいペースで走れていましたが、まだトップグループとの間には差があることがよく分かりました。今日以上の走りを実現するためのデータを集めることはできたと思います」