佐藤琢磨は、フォーミュラ・ニッポン第6戦SUGOにTEAM 無限からスポット参戦。フォーミュラ・ニッポンの公式戦初出場レースを9位完走で終えた。決勝レースは、雨のためセーフティカーに先導される形でスタート。4周のセーフティカーラン後に本格的にレースが開始された。14番グリッドからスタートした佐藤琢磨は、得意のウエットレースを堅実な走りで順位を上げていったが、ポイント獲得まであと一歩及ばず、9位でフィニッシュした。
レースは、伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が参戦5年目にしてフォーミュラ・ニッポン初優勝を達成した。佐藤琢磨は、最終戦の鈴鹿ラウンド、そしてシーズン閉幕後に開催される富士スプリントカップへの参戦も決定している。佐藤琢磨 (9位 #15 TEAM 無限)「最後のリスタートでは、前を走るライバルをオーバーテイクできると思っていましたが、最終コーナーでは黄色の信号がまだ点滅となっていたので、少しマージンを保って走っていたところ再スタートとなり、1つポジションを落とす結果となりました。さらに、その直後には上位陣でアクシデントがあり、コース上でスピンしたマシンが僕のほうに向かって動いていたため、コースの外に出てこれを避けることになりました。結果的には悔しいレースとなりましたが、予選を含め、本当に小さなところで思うような成績を残せなかったように思います。ただし、今回のレースで貴重なデータも収集できたので、次の鈴鹿大会では思いっきりレースを戦うつもりです」
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