佐藤琢磨が、東京オートサロン2025でホンダF1初優勝マシン『RA272』でデモ走行。「めちゃくちゃ楽しかった!」と興奮気味に語った。1月11日(土)、佐藤琢磨は幕張メッセの屋外に設置されたイベント会場で1965年のメキシコGPでホンダがF1初勝利を挙げたマシン『RA272』でデモ走行を実施した。
「めちゃくちゃ楽しかった!」とマシンを降りた佐藤琢磨は語った。「もう2周くらい行きたかったですね」特設コースについて佐藤琢磨は「鈴鹿は走ったことあるんですけど、モナコっぽかった」と語った。「レスポンスが今のレーシングカーよりいいですね。ピストンとかが軽いんだろうね。1.5LでV12だから当たり前なんだけど、すごい良かったですよ」ただ「まっすぐ走んない」と佐藤琢磨は笑った。「でも、なんか感動ですね。これでグランプリを走っていたと思うと、過去のドライバーへのリスペクトが200%くらいになります」「難しい。ミスもしちゃうだろうし、それが故にレースは盛り上がってたかもしれないんだけど、ちょっとだけスライドしてみたけど、この車、アンダーがすごくて、踏んでって向きを変える」「エンジンが走ってるみたいなもんだから、トラクションを伝えるためにかなり後ろも重くなるし、その分、前が軽くて、回頭性もよくないんだけど、1度入っていって踏めば自由自在。すごい楽しかった」「ステアリングのインフォーメーションがすごかった。ステアリングから来るフィードバックとか、ボディ全体が自分の体になるみたい。コンパクトだからっていうのもあると思うんですけど、すっと一緒になれる気がします」4速、1万1000回転で走らせた佐藤琢磨は「頑張れば5速も行けたんだけど、ちょっと怖かった」と笑い、「すごかった。もう一回乗っていい?」と改めて興奮気味にマシンに触れた。


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