佐藤琢磨は、第107回インディアナポリス500マイルのプラクティス2日の最速をマーク。「本当に力強く走ることができた、いい1日でした」と語った。第107回インディアナポリス500マイルのプラクティス2日は快晴に恵まれ、正午から夕方の6時までエントリー34台が全長2.5マイルのオーバルコースで精力的に走り込みを行った。長時間のプラクティスだったが、アクシデントもなく、出走全車の周回数の合計は3450ラップにもなった。
その中で最速ラップとなる39秒2261を夕方の4時半過ぎに記録したのは、2017年と2020年とインディ500で二度の優勝経験を持つ佐藤琢磨(Chip Ganassi Racing)だった。今年が14回目の出場となる佐藤琢磨は、昨年のインディ500優勝チームであるChip Ganassi Racingから出場するチャンスを手に入れ、最初のプラクティスからいきなり目覚ましいパフォーマンスを見せた。今日の佐藤琢磨は4セットのタイヤを使って92周を走り、マシンセッティングを着々と進めて行った結果、自身の78周目にベストを記録した。チームメートたちも、この2年連続でインディ500のポールポジションを獲得しているスコット・ディクソンが229.174mph平均で2番手。アレックス・パロウが228.720mph平均で4番手。インディ500のディフェンディング・チャンピオンであるマーカス・エリクソンが227.701mphで7番手と、チーム全員が上位につけるスピードを見せた。コルトン・ハータ(Andretti Autosport with Curb-Agajanian)が6番手、マルコ・アンドレッティ(Andretti-Herta Autosport with Marco and Curb-Agajanian)が10番手と、ホンダは1、2番手独占だけでなく、トップ10に6人が入り、すばらしい5月のスタートを切りました。「本当に力強く走ることができた、いい1日でした」と佐藤琢磨はコメント。「僕たちは多くのことを学びました。セッション終盤に、すべてをまとめあげて走りました」「Ganassiのマシンがいずれもトップに近いポジションに位置していることは、本当にうれしいことです」