2020年のF1世界選手権 第11戦 F1アイフェルGPは佐藤琢磨の名前が注目される予選日となった。16年前にニュルブルクリンクで開催された2004年 第7戦 F1ヨーロッパGP。当時BARホンダに所属していた佐藤琢磨は、予選1回目に1分27秒691のレコードタイムを記録して堂々トップに立った。
予選2回目には1分28秒986とタイムを落としたが、ミハエル・シューマッハに続く2番手タイムを獲得。佐藤琢磨自身が第4戦スペインGPで記録した日本人初の予選3番手の記録を塗り替え、日本人F1ドライバーとして初めて、フロントローを獲得している。今年、F1アイフェルGPとしてニュルブルクリンクで開催された予選では、メルセデスのバルテリ・ボッタスが1分25秒269というタイムでポールポジションを獲得。佐藤琢磨が記録し保持していたニュルブルクリンクでの予選ラップタイムレコードが、16年の時を経て破られる形となった。当時の佐藤琢磨のコメントは以下。「スターティンググリッドの一列目という最高の結果を出せて、とても興奮しています! スペインで予選3番手を獲得したときも素晴らしい瞬間でしたが、まだまだ進歩を続けなくてはと自分でも思っていたところ、この結果を出すことができました。アタックラップはとてもスムーズでした。ゾクゾクしましたよ。路面コンディションは常に変化していたんですが、僕のときは1回目予選のコンディションと似ていたので、上手く行く自信はありました。マイケルのラップには正直驚きましたが、それによる影響はありませんでした。自分のやるべき仕事のことだけを考えて実行した結果、全て上手く行きました。今日の結果は色々な意味で特別ですね。日本人にとって始めてのフロントローでもありますし、もう最高です。是非とも表彰台を狙って行きたいです。でも、ひとまず今からは、記念すべき今日を楽しみたいと思います」ちなみに決勝で佐藤琢磨はエンジントラブルでリタイアを喫している・・・。関連:F1アイフェルGP 予選:ボッタスがPP獲得でメルセデスが1列目独占。ホンダF1勢はフェルスタッペンが3番手
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