佐藤琢磨は、バーチャルレースのデビュー戦となる『INDYCAR iRacing Challenge』の第4戦 ツインリンクおてぎを12位でフィニッシュ。「バーチャルレースのデビュー戦は楽しかった!!」と語った。新型コロナウイルスの世界的な大流行によって第5戦インディ500まで延期が決定しているインディカーは、現役ドライバーが多数参戦するバーチャルレースをレースシミュレーション開発企業のiRacingと提携して開催している。
レースの数日前にシムレース環境を整えた佐藤琢磨は「この数日間猛練習したけど… 初のオンライン、すごい緊張感笑。エンジニアたちと全力でがんばってきます!」と語ってレースに臨んだ。奇しくも、佐藤琢磨のデビュー戦は、インディ・ジャパンが開催されていた思い出のツインリンクもてぎのオーバルコースが舞台となった。ツインリンクもてぎでは2011年までインディ・ジャパンが開催されていたが、最終年となった2011年は東日本大震災でサーキットがダメージを受けたたためロードコースでの開催であり、バーチャルトラックとはいえ、10年ぶりにツインリンクもてぎがインディカーの公式レースで復活することになった。予選を23番手で終えた佐藤琢磨は、2周目にエリオ・カストロネベス(ペンスキー)をきっかけとした多重クラッシュに巻き込まれてピットイン。28番手にまで後退するも挽回し12位でレースを終えた。「序盤のアクシデントに巻き込まれてしまったのは残念だったけど(それも古き良き友のカストロネベス)バーチャルレースのデビュー戦は楽しかった!!」と佐藤琢磨はコメント。「最後尾から12位まで追い上げたところで惜しくもチェッカー。もっと走りたかった!でも、もてぎのオーバルで再びレースができるなんて夢のようでした」優勝はシモン・パジェノー(ペンスキー)、2位にはスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)、3位にはウィル・パワー(ペンスキー)が続いた。次戦は、サーキット・オブ・ジ・アメリカを舞台に4月25日(土)に開催される。
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