山本左近は、イギリスGPでブルーノ・セナに代わってヒスパニア・レーシングから参戦するが、ブルーノ・セナがこのままシートを失うかはまだ未定となっている。ヒスパニア・レーシングのチーム代表コリン・コレスは、まだ山本左近のシートが保証されたわけではないと語っている。今回の件に関してチームからのリリースはまだ出ていないが「残りのシーズンで誰がヒスパニアでドライブするかは、週末に決定する」とコリン・コレスはコメントしている。
今回のシート交代劇は、ドライバーが持ち込むスポンサー資金に関係しているとみられている。フィンランドの Turun Sanomat は、山本左近は、ヒスパニア・レーシングのもうひとりのリザーブドライバーであるクリスチャン・クリエンよりも資金が豊富だったと報じている。ブルーノ・セナは、ブラジルの企業バンコ・クルゼイロ・ド・スルとエンブラテルの支援を受けて今年ヒスパニア・レーシングでF1デビューを果たした。もうひとりのレースドライバーであるカルン・チャンドックもスポンサー資金が尽きたとの噂が絶えない。