平川亮(ハースF1チーム)は、2025年F1メキシコGPのフリー走行1回目(FP1)で再びF1マシンのステアリングを握り、限られた時間の中で着実に経験を積み重ねた。オリバー・ベアマンに代わってVF-25のステアリグを握って16番手タイムを記録した平川亮は「かなり難しかったです」と振り返った。「20台が走る短いサーキットですし、僕自身このトラックを走るのは初めてだったので、ステップ・バイ・ステップで学んでいく感じでした」
「でも最終的には予定していたプログラムをすべてこなせて、いいセッションになったと思います」。F1マシンでのFP1出走もこれで数回目となるが、平川はその重要性を強調する。「すごくいいチャンスですが、同時に1時間でコースに慣れないといけないのは本当に大変です」と語り、「それでも貴重な機会をもらえているし、次はアブダビでも走れるので、すごく楽しみにしています」と意欲を見せた。