平川亮が、2024年F1 アブダビGPのフリー走行1回目にマクラーレンをドライブして公式セッションデビュー。「本当に楽しめた」と語った。2023年9月にマクラーレン・レーシングのドライバー育成プログラムの一環としてチームにリザーブドライバーとして加入した平川亮は、これまでシミュレーターやTPCプログラムで2年落ちのマシンでテストを重ねてきた。
だが、現行世代のマシンでの走行は今回が初めてであり、その違いは「ショッキングだった」と平川亮は語る。「かなりトリッキーなセッションでした。トラフィックパラダイスも経験しました」と平川亮は角田裕毅がF1で流行語”にしたフレーズを口にした。「走行時間の80%は空力テストに費やされたので、プッシュラップの時間は限られていましたが、まずまずのラップを走ることができて良かったです。最終的に1ラップだけではありましたが、満足しています」「60分という短い時間で、タイムを出すためのラップも数周でしたが、シミュレーター作業やTPCテストなどの準備のおかげで本当にスムーズに進めることができました。あとはサーキットを覚えるだけでしたし、チームに感謝しています」と語った。「(マシンは)かなり快適でした。これまで2年落ちのマシンした経験していなかったのですが、それと比べるとこのマシンははるかに速かったです」「この路面温度でも最初のプッシュラップはかなりショッキングでした。最終的には満足しています」マクラーレンのプレスリリースでは「まず最初に、FP1でドライブする機会を与えてくれたチームに感謝したいと思います」と語った平川亮。「素晴らしい経験でしたし、MCL38でのコース上での走行を本当に楽しめました」「チームのエアロテストをサポートするために、レーキを使って多くの作業を行い、最後に何周かプッシュ走行もしましたが、すべて計画通りに進みました」「シミュレーターでの練習からMCL36テストまで、僕を準備させてくれた皆さんの努力に感謝しています。今週末のコンストラクターズタイトル争いでのチームの健闘を祈っています」マクラーレンのチーム代表を務めるアンドレア・ステラも平川亮の作業を評価した。「最初のセッションでは、平川亮がオスカーのマシンを運転した。テスト項目やデータ収集の作業があり、彼はそれを熱心かつ正確にこなした」とステラはコメント。「チームへの貢献に感謝するとともに、よくやったと言いたい。彼のパフォーマンス走行は、即座のペースという点でも、エンジニアからのフィードバックをどれだけうまく吸収したかという点でも、印象的だった。彼の今後の活躍を祈っている」
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