2021年 F1世界選手権 第15戦 F1ロシアGPの予選で11位~DNSだったドライバーのコメント。雨に翻弄されたF1ロシアGPは、上位争いだけでなく、ミッドフィールドにも大きな波乱を生み出した。前半は上位を争っていたドライバーも、インターミディエイトに交換するタイミングによっては順位を落とすという運が結果を左右するレースとなった。
11位:ランス・ストロール(アストンマーティン)「天候の変化が良い結果とたくさんのポイントの強いチャンスを犠牲にしたことは本当に残念だ。後から考えれば、インターミディエイトに交換するために1周早くストップしていたらレースは変わっていた可能性があるけど、状況がいつ変化するかを判断するのは常に困難だ。ステイアウトして最後まで走り切る判断をしたし、それは僕次第だった。素晴らしいスタートを切り、最初の数コーナーで本当に楽しいバトルをして4位になったことを考えれば、さらに残念だ。後半にジョージ(ラッセル)にアンダーカットを仕掛けてうまくいったけど、ハードタイヤの第2スティントは、DRSトレインの前のマシンによって、常にタイヤを傷ついたことで、さらに困難になったし、そのあと雨が降りった。とても滑りやすくなったし、セバスチャンがそばにいるのが見えなかった」12位:セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)「レース序盤はクルマのトレインのなかで大きく順位を上げるのは簡単ではなかったけど、最後の数周で雨が降ると運次第になった。インターミディエイトタイヤのためにピットインすべきかどうかについては50/50の判断のように感じた。雨が少ないように感じたのでステイアウトしたけど、かなりヘビーになり、窮地に陥った。そのため、最終的にピットインしてインターミディエイトを装着する必要があり、それで順位を落とした。レース後半に雨が降ると大きなチャンスがあるけど、今日はうまくいかなかった。ファンにとっては面白いレースだったと思う。ルイスが100回目のグランプリを獲得できたことを嬉しく思う。大きな成果だし、今日は十分に相応しかった」13位:ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)「僕らにとっては、いいレースウイークにはならなかった。昨日の予選では大きなチャンスを逃し、今日はスリックタイヤで留まるという判断が功を奏さず、残念ながらポイント圏外でのフィニッシュとなった。ソチではペースがよく、最初のスティントはよかったと思うけど、今週末は訪れたチャンスを活かすことができず、本当に残念だ。今日のレースをきちんと振り返り、この先同じようなコンディションになったときにどうすればいいのかを確認する必要がある。今回は忘れるべきレースウイークになったけど、僕らがいいチームであることは変わらないので、次戦では巻き返す自信がある」14位:エステバン・オコン(アルピーヌ)「今日は僕たちにとって良いレースではなかったし、全般的に週末を通してペースがなかった。もちろん、ポイントを獲得できなかったのは残念だ。特に、ウェットコンディションで最後にチャンスがあっただけに尚更ね。僕たちは最終的に正しい決定を下せなかった、ドライタイヤでコース上にステイアウトすることのリスクだった。忘れなければならない日の1つでだし、先に進んで、何が起こったのかを分析し、次のレースでは強くなって戻ってくる」15位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)「結果は期待はずれだったけど、それ以外の点では非常にポジティブなレースだった! 良いスタートを切り、いくつかのポジションを上げることができた。すべてが本当に有望に見えたし、多くのオーバーテイクをして、ペースは強かった。レースの最後に雨が降り始めたとき、状況は突然変わった。カルロスが先にインターのためにピットインする決断をしたけど、僕はまだ疑問を持っていた。雨が弱まることを期待して、スリックでもう1周を試みた。でも、土砂降りになり始めて、残り2周でピットインせずに進むことはできなかった。基本的にはそれでレースは終わりだったし、本当に残念だった。今日はチームとカルロスが3位を獲得するために良い仕事をした」16位:アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)「たくさんのことが起こった波乱に富んだレースだった。ターン2でヒットされて、いくつか順位を失った。さらに、1周目から無線がなかったため、チームとのコミュニケーションが不可能だった。大変な午後だった。特にレース終了間際に雨が降り始め、タイヤ交換についてピットと話すことができなかったときはね。チームの結果には満足しているけど、すでにトルコを楽しみにしている」17位:角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)「とても残念な一日になりました。レースウイークを通じてマシンバランスに苦しんでいましたが、それは今日のレースでも同様で、特に1周目はコース上にマシンを留めるのも大変でした。再びポイント獲得を目指すために、今週末を終えてリセットし、自分のパフォーマンスのベースラインを見直す必要があります」18位:ニキータ・マゼピン(ハース)「長いレースで、たくさんのことが起こった。オープニングラップはとても良かったし、バッテリーを巧みに使って後ろの速いクルマを抑えるためにベストを尽くした。そこはうまくいったと思う。その後、ピットインしてハードタイヤで戻った。1台には抜かれたけど、それでも僕は後ろのクルマを抑えようとした。それからロックアップしてしまった。ハードタイヤでロックさせてしまうと、残念だけどタイヤもう戻って来ない。インターに履き替えるタイミングはチームとしていい判断ができた。僕は最初にピットインした方だけど、かなりのタイムを取り返すことができた。絶対に抜かせないであろうクルマをオーバイテイクするのは楽しかった。もちろん、自分たちの立ち位置は分っているし、今は次のレースに目を向けている」19位:ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)「残念ながら、レースの最後に雨が降り始めた時にスリックでミスをしてしまった。減速できず、ターン7でスピンしてしまい、バリアに引っかけてリアウイングを損傷してしまった。その時点でもう得るものは何もなく、クルマをリタイアさせた方が合理的だった。フラストレーションがたまるレースだった。クルマの感覚はかなり良かった。今までで一番良かったかもしれない。でも、レースの最初であまり前進できず、コースのキーエリアで前のハースF1に接近してついていくことも...
全文を読む