2021年 F1世界選手権 第15戦 F1ロシアGPの予選で11番手~20番手だったドライバーのコメント。11番手:セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)「今日はもっと良い結果が出せるポテンシャルは間違いなくあった。楽にQ3に進めるペースがあったと思うけど、最後の走行で角田(裕毅)のトラフィックに引っかかって、逃してしまった」
「その前のラップでもっと良いタイムを出すべきだったし、自分に腹が立っている。トップ10の真後ろからスタートすることになる。残念ながらここでのオーバーテイクはそれほど簡単ではない」12番手:ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)「今日はあまり言うべきことはないけど、Q3に簡単に進めるだけの速さはあったと思うので、とてもフラストレーションがたまっている。Q1のコンディションでは本当にマシンが速く、感触もよかったので、すぐにプッシュすることができた。ただ、Q2では1つのタイヤセットで走行を続けたので、セッションの最後にはすべてタイヤを使い切ってしまった。大きなミスだったと思うけど、どのような事情だったのか、チームともっとよく話してみなければならない。Q3に進出できなかったことは大きな機会損失だったけど、今は明日の決勝にフォーカスし、どれだけポジションを取り戻せるのかを考えていかなくてはならない」13番手:角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)「今日は満足のいく一日でした。Q2に進めたことは僕にとってはステップアップで、昨日の結果を考えれば尚更です。昨夜、メカニックが懸命に取り組んでくれて、今日の予選でポジションを上げられるようにマシンが整い、自信が増しました。昨日のセッションとはコンディションが全く違いましたが、明日はドライコンディションの中でさらに改善していけたらと思います」14番手:ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)「今日のペースはとても良かった。ウエットでどれくらいでタイヤにスイッチを入れられるか分らないけど、最初にブレーキを踏んだときからグリップがあるのが分ったし、感触も良かった。全員がそうではなかったみたいだね。路面が絶えず改善するなかでも、Q1の中盤で出したタイムはQ2進出に十分なものだった。Q1で何が可能かが分かっていたのに、PU交換によって後ろからスタートするのはフラストレーションを感じるけど、レースにはそういうこともある。明日のレースはハードにプッシュして、できるだけ限りポジションを上げたい」15番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)「今日のコンディションは、シーズン中にあまり経験することものではなかったけど、最近、僕たちが最も苦戦しているコンディションだ。だから、明日は後列からスタートすることを分かっていたけど、マイレージを稼いで、将来のために学ぶいい機会だと判断した。今日、僕たちはその目標を達成できたと思う。雨の中でのグリップは非常に高く、最初から非常に競争力があったので、ドライブは本当に楽しかった。それを確認できたのは良かった。今日のチームとカルロスの良い結果に満足している。僕たち二人ともレースで全力を尽くしす」16番手:キミ・ライコネン(アルファロメオ)「コンディションはそれほど悪くなかったけど、少しグリップが足りなかった。クルマのバランスは問題なかったけど、常にぎりぎりで走っていた。いったん限界を超えるとあっという間だ。ラップを重ねるほどタイムは良くなったけど、結果的にあれ以上は無理だった。明日はベストを尽くしてどこまで行けるか見てみよう」17番手:ミック・シューマッハ(ハース)「密かにQ2に進めるかもしれないと期待していたし、そうなれば最高だった。ラップは悪くなかった。いくつかミスはあったかもしれないけどね。それでコンマ2~3秒は失っていたかもしれない。それでもQ2には十分ではなかった。でも、少なくとも近づいてはいる。少しフラストレーションを感じているけど、その一方でとても満足しているし、チームとして僕たちは素晴らしい仕事をしたと思う。正直、僕にとってはベストコンディションだし、本当に大好きだ。冷たい水の中に放り込まれて、自分のやり方を見つけるのが一番早ければ、トラック上で最速になれる。このようなコンディションはいつも楽しい。明日は雨が降ることを期待している」18番手:アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)「自分たちのポテンシャルをすべて出し切れることができない残念な一日だった。ブレーキに問題があり、特にウエットでFP3で走れなかったのもあって、ドライビングが困難になった。何が起こったのかを理解し、それを修正して明日はもっと良い日にする必要がある。明日の天気がどうなるかよく見て、自分たちの仕事に集中する必要がある。後ろからのスタートで、周りには速いクルマもいるので、トラブルを避けてどこまで前進できるか見てみる必要がある」19番手:ニキータ・マゼピン(ハース)「全体的にセッションは順調にすすでいた。スパと比べて、タイヤを温めるのにかなりの周回数が必要だと感じたし、何をすればいいのか分らなかった。ようやくバランスを見つけ、ステアリングホイールのセッティングを適切に調整し、タイヤ温度を適切なウインドウに保ち、それなりのラップをしてピットインした。あのラップで路面はまだ乾ききっていないように感じたけど、いずれにしろポジションはそれほど変わらないし、ドライビングは難しかった。天気がどうなるか分らないけど、ドライでもウエットでも準備はできているし、何が起きるか見てみる必要がある」20番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)「明日は最後尾スタートが決まっているので、予選ではアクシデントなどのリスクを考え、あまり多くの周回を走らないと決めていた。路面コンディションは問題なく、いいグリップがあったので、レース中も似たようなコンディションになると思う。チームは素晴らしい仕事ぶりで、セットアップの判断については自信がある。明日のことを考えると、中団勢が上位に近づいてきているために厳しい戦いになるとは思うけど、そこへ立ち向かってなるべく多くのポイントを獲得することが重要だ。とにかく全力で臨む。面白いレースができればいいね!」