バレンティーノ・ロッシは22日、ノースカロライナ州コンコードにあるシャーロット・モーター・スピードウェイにて、NASCARを初試乗した。テキサス州のサーキット・オブ・ジ・アメリカズから東へ1200マイル移動。近郊にNASCARの本部を構えるオーバルトラックを訪れたバレンティーノ・ロッシは、NASCAR第7戦スプリント・カップと第6戦ネイションワイド・シリーズを連勝して、今季2度目の週末完全制覇を果たしたランク3位のカイル・ブッシュが使用するトヨタ・カムリに乗り込み、1周1.5マイル(2,400m)を周回。最高速273キロに到達した。
NASCAR初体験のバレンティーノ・ロッシは「このフィーリングを理解することはクールだ。ヨーロッパとイタリアにNASCARファンの友人が沢山いる。ヨーロッパで開催されているレースとは全くタイプが違うレースで、エキサイティング、ハイスピード、そしてコーナーにおけるグレートなフィーリングは期待通りだった。バンクではグリップがあるから路面に接着していた。グレートだ。すごく楽しんだ。僕はレースカーを走らせることが好きで、今回NASCARを走らせたことはエキサイティングだった」とコメント。「最初はストレートを走らせるのが難しかったから、少しストレンジだったけど、数ラップ後には自信を掴んで、周回毎に速く走ることができた。カイルに感謝したい。グッドなガイだ。沢山の重要なアドバイスを与えてくれた」NASCARを代表するドライバー、カイル・ブッシュは、「本当にクールな体験となった。このスポーツに情熱を持つ2人が一緒になるときには、常に役立つ。ロッシは本当にクールな男だ。楽しかった。モンスターエナジーのグッドなアイデアにより僕たちは集まった。僕は彼のスポーツに関して質問して、彼は僕のNASCARに関して訊いた。この会話だけでもすごく価値があった。」とコメント。「彼のドライビングに関しては、すごく良かった。最初は少しゆっくりだったけど、周回毎に良くなり、非常に戦闘的なスピードに到達した。彼のラップタイムは、チャンピオンシップのセッションにおいて、トップ15に進出する。スターティンググリッドに並ぶには十分だ」とバレンティーノ・ロッシの走りを絶賛した。