バレンティーノ・ロッシは、2012年限りでMotoGPを引退するという噂を否定した。開幕戦カタールで10位という期待外れな結果に終わったバレンティーノ・ロッシは「このバイクには乗れない。差を生むことができない...僕になにを話せと?」とデスモセディチを批判。ドゥカティを離れるというだけでなく、MotoGP内でロッシが引退するとの噂がたちのぼった。
さらに Daily Telegraph が、バレンティーノ・ロッシが2012年シーズン以降はレースをしないと側近グループに話したという記事を掲載したことで噂は強まった。だが、バレンティーノ・ロッシは自身のTwitterで引退報道を否定した。「チャオ、みんな。僕がシーズン末で引退するという噂は真実ではないよ! ル・マンで会おう」しかし、バレンティーノ・ロッシはドゥカティでまったく力を発揮できておらず、またロッシ自身も勝利への強い願望があるため、噂が完全に鎮まることはなさそうだ。「僕は2年間レースをしてドゥカティで優勝を狙うという考えで2010年にここに来た。でも、それは難しい。もう2年間過ごしたいね」とバレンティーノ・ロッシは Motosprint にコメント。「うまくいけば、5〜6位を争える。それには興奮いない。5位を争わなければならない場合、少しずつ熱意を失っていくものだ」