ニコ・ロズベルグは、2016年にF1ワールドチャンピオンを獲得した直後にF1から引退することを発表したのは、メルセデスF1への敬意を表すための決断だったと明かした。ニコ・ロズベルグは、11月27日に開催された最終戦F1アブダビGPで、メルセデスF1のチームメイトであるルイス・ハミルトンとのタイトル争いを制して悲願のF1ワールドチャンピンを獲得した。
F1と彼のファンは、2017年もニコ・ロズベルグがレースを継続することを期待していたが、ロズベルグはF1タイトルを獲得したわずか5日後にモータースポーツからの引退を発表して世界を驚かせた。「自分の山を登ってきてし、僕はピークにいるので、正しいことだと感じた」とオーストリアでのFIA授賞式でのスピーチでニコ・ロズベルグは語っていた。それから5年の月日が流れ、ニコ・ロズベルグは、F1引退を決断したタイミングについて振り返り、メルセデスF1が自分の後任の選択肢が狭まってしまうことを避けるために早期に発表したと語った。「あと1か月はワールドチャンピオンシップタイトルを祝って、どこかの時点で『辞めます!』と言いたかった」とニコ・ロズベルグは説明した。「もし、それが僕だけの責任だったら、1月にそうしていただろう。ワールドチャンピオンとしてあと1か月はお祝いをして、クリスマスなどを過ごし、1月のどこかで『辞めます』と言っていたと思う」「トトとチームのためだけにそれをした。とてもシンプルなことだ」また、ニコ・ロズベルグは、メルセデスF1の数名の幹部、特にニキ・ラウダから考えを変えるように説得されたことを明らかにした。「特にニキはそうだった」とニコ・ロズベルグは語った。「確かに、僕がドライビングを続けていれば、その方が楽だっただろう」